人生に、もふもふを。

路上を彷徨っていた広い心を持った猫。優しい人達から望んでいたものを受け取ると、たくさんの愛情を返し続ける

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ある日突然家から追い出されてしまった猫が、車通りの多い通りで自活することを余儀なくされて、先の見えない日々を送っていました。

どんな理由があったかは分かりませんが、突然飼い主に見放されてしまった猫は生活環境の大きな変化に戸惑いました。しかし、猫はその後も人間に愛情を示し続け、いつか親切な人が立ち止まってくれることを願って、通行人の気を引こうとし続けました。

そんな中、猫は野良猫達にご飯を与えている保護施設『リトル・ワンダラーズ・NYC』のレベッカさんの姿を見つけ、すぐに小走りで近づいて行きました。猫はとても痩せ細っていて、何日もご飯を食べていないようでした。

路上の猫出典:littlewanderersnyc

『ドリームシクル』と名付けられた猫にとって、路上での生活はとても厳しいものでした。ドリームシクルは近所のオス猫にいじめられて、ご飯を食べようとするたびに追い返されてしまっていました。ドリームシクルは優しくて穏やかな性格の持ち主で、簡単な食事と少しのナデナデだけで満足していました。

ドリームシクルが路上で生活するべきではないと感じたレベッカさんは、保護施設に連絡をして、養育主さんが見つかるまでの間、ドリームシクルを自宅で預かることを申し出ました。

ドリームシクルは空腹と厳しい環境、そして耐えなければならない日々の苦労によって疲れ果てていました。「私が通りからドリームシクルを保護した時、彼はぐったりとしていました」とレベッカさんが言いました。

そんなドリームシクルでしたが、家に入るとすぐに生き返ったように過ごし始めて、新たに湧き出してきたエネルギーと好奇心で家中を探索し始めました。

撫でられる猫出典:littlewanderersnyc

「ドリームシクルはキャットフードの缶が開く音を聞いた瞬間、自分が安全だと分かったようでした。彼はそれを一気に食べ尽くすとおかわりをして、今までの分を取り戻すかのようにほぼ丸一日眠り続けました。」

しばらくするとドリームシクルは真の社交的な猫へと変わりました。ドリームシクルはその魅力的な容姿と愛らしい声で、新しく出会った人達を熱心に迎えて、たくさんの注目と愛情を求めました。

「ドリームシクルはとてもお喋り好きで愛情深い猫です。彼は撫でられたり抱きしめられたりするのが好きで、新しい場所を探索するのも好きです。さらに彼はいつもお腹を見せびらかしています。」

その後、養育ボランティアのゲイルさんがドリームシクルを家に迎え入れて、快適な環境の中でドリームシクルをたっぷりと甘やかしました。

見上げる猫出典:littlewanderersnyc

ドリームシクルは新しい家ですぐにオモチャで遊ぶ楽しさを知って、無限のエネルギーで飛びかかったり追いかけたりするようになりました。また長い昼寝を楽しんだり、椅子に座ってくつろいだり、何も気にせずに暖かい日差しを浴びることを学びました。

「ドリームシクルは広い心を持っていて、人間のことが大好きで、いつも一緒にいたいと思っています。彼はとってもフレンドリーで誰とでも仲良くなります」とゲイルさんが言いました。

またドリームシクルは他の猫達と一緒にいるのも好きで、いつもみんなと楽しい時間を過ごして、ベッドの中で幸せそうに寄り添います。さらにドリームシクルは床の上を転がったり、お腹を見せて遊んだりしながら、猫の友達を喜ばせようとしているそうです。

「ドリームシクルに会った人はみんな、一瞬で彼のとりこになります。彼は大変な経験をしたにもかかわらず人間のことが大好きで、いつも喜びに満ち溢れています」と保護施設のノラさんが言いました。

撫でられる猫出典:littlewanderersnyc

最近、投げられたオモチャを取ってくる遊びを覚えたドリームシクルは、ゲイルさんに何度も投げてもらうために喜んでオモチャを持ってきます。ドリームシクルはその愛くるしい性格で、みんなのことを驚かせ続けているのです。

くつろぐ猫出典:littlewanderersnyc

こうしてレベッカさんやゲイルさんの優しい行動で、ドリームシクルの人生は完全に変わりました。ドリームシクルは望んでいた室内生活に大きな幸せを感じていて、もう既に生涯の家で愛情と安らぎに満ちた毎日を送る準備が整っているのです(*´ェ`*)

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