アメリカでは毎年390万匹の犬と340万匹の猫が、各地の動物保護施設に保護されます。そして、新しい飼い主さんを見つけるために大勢の方が努力をしていますが、多くの犬や猫は引き取り手がないままです。また、増え続ける犬や猫に保護施設のスペースが足りなくなることもあるそうです。
そんな中、アメリカのミリーズ州カンザスシティにある動物保護施設『KCペットプロジェクト』では、保護されていた166匹の動物のすべてが、昨年の10月に新しい飼い主さんの元へ引き取られていきました。
そして、動物達がいなくなった施設内で撮影された写真が『動物保護施設として最も幸せな光景』として話題になっています。
出典:facebook.com
また、ケンタッキー州動物愛護協会でも、同じ月にすべての動物達に新しい飼い主さんが見つかり、その時に撮影された動画も話題になっています。
We emptied the shelter of dogs. Thank you!
Kentucky Humane Societyさんの投稿 2015年10月19日
どちらの保護施設もスタッフの笑顔がとてもステキですね!
日本でも、保健所に年間約15万匹の犬や猫が保護されます。そのうち里親さんが見つかるのは1/3ほどだそうです(環境省 犬・猫の収容状況)。さらに保護施設なども合わせると、かなりの数の動物が飼い主さんを待っているのが現状です。
いつの日か、日本の各地でも今回紹介した保護施設のように、全ての動物が新しい飼い主さんに出会い、ケージの前で笑える日が来ることを心から願っています。