ある日、保護団体『キャッツ・フォー・ライフ』の養育ボランティアのローラさんが、動物病院に向かっている最中に、予期せぬレスキュー活動を行うことになりました。
その日、ローラさんが高速道路に乗り入れると、遠くの方に何かがあることに気づきました。「私は最初それがリスかもしれないと思いました」とローラさんが言いました。気になったローラさんが車を減速させながら近づいて行くと、それが幼い子猫だと分かって驚きました。
ローラさんはすぐに車を止めると、ハザードランプを点灯させて、子猫の元に向かって走りました。
出典:catz4lifeinc
周りのドライバー達はローラさんと距離を取るために速度を落としました。そして、ローラさんが子猫を腕に抱えて車に戻ると、周りから拍手と歓声が上がりました。「私が子猫を抱き上げた時、彼女はとても小さく、体重が600gにも満たない状態でした。彼女の目と鼻からは血が出ていて、完全にショック状態に陥っていました。」
ローラさんは車の中で子猫を抱きしめました。そして動物病院に向かっている最中も、子猫を落ち着かせるために最善を尽くしました。
「車の中で子猫を抱っこしていた時、きっと彼女は大丈夫だろうと感じました。私は彼女を毛布でくるんで、すぐに獣医さんのところに連れて行きました。もしあの時車を止めていなかったら、彼女は誰かに轢かれていたかもしれません。」
ローラさんは自分のニックネームから名前を取って、子猫に『ララ』と名付けました。
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ララはその日の残りの時間を動物病院で過ごし、治療と栄養補給を受けて、スタッフ達からの愛情を全て吸収しました。ララは大変な状況だったにもかかわらず食欲が旺盛で、美味しいご飯をたくさん食べて元気を取り戻していきました。
「幸いなことにララは永久的な怪我を負ったわけではなく、体の表面の切り傷だけで済みました。」
その後、ローラさんの元でララが完全に回復すると、好奇心が旺盛になって冒険心が芽生えました。ララはローラさんの後を追って部屋から部屋へと移動して、ベッドメイキングを手伝ったりすることもありました。「ララの体はまだ小さいですが、信じられないほど勇敢で、好奇心が旺盛で自立しています。」
ローラさんはララの成長に猫の友達が必要なことを知っていたため、母猫の『サンフラワー』とその子供達を紹介しました。
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保護猫としてローラさんの家で過ごしていたサンフラワーは、すぐにララのことを温かく迎え入れて、まるで我が子のように毛づくろいをしたり世話をしたりするようになりました。また子猫達もサンフラワーと同じように、ララのことを優しく受け入れました。「ララはサンフラワーに大切に育てられています。それはとっても幸運なことです。」
「一緒に過ごし始めた子猫達のおかげで、ララはさらに遊ぶことが大好きになりました。」
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ララはすぐに家の中でお気に入りの場所を見つけました。ララはローラさんや子猫達と一緒にベッドで丸くなったり、キャットツリーで日光浴をしたり、爪研ぎの上に登ったりするのが大好きになりました。
「ララは羽のついたオモチャで遊ぶのも好きで、食べ物に興味津々で、全ての匂いを嗅ぎたがっています。」
保護から僅か数週間で、ララは自信に満ちた幸せで甘えん坊な室内飼いの子猫に成長しました。
ララが発見されてから間もなくして、ローラさんはララが車のエンジンルームから落ちた可能性が高いことを知りました。当日、ララが独りぼっちで高速道路にいたのは、そのような理由があったからでした。そんな中、奇跡的なタイミングでローラさんがその場所を車で通りかかったのです。
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ララは現在、サンフラワーと子猫達のそばですくすくと成長を続けています。ララは様々なことを学びながら成長していて、周りの愛情をたっぷりと吸収しているそうです。
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きっとララが里子に出られるほどに成長したら、すぐに新しい家族が見つかることでしょう。そして生涯の家にもすぐに馴染んで、いつまでも幸せいっぱいの毎日を送っていくことでしょう(*´ェ`*)