人生に、もふもふを。

耳を失った猫のために、新しい耳を作った保護施設のスタッフ。そのおかげで生涯の家族との素敵な出会いを果たす

0

猫の『レディー』は12月の初旬に保護されて、保護施設『デーン・カウンティ・ヒューメイン・ソサイエティ』に運ばれてきました。レディーを引き取ったスタッフ達は、レディーが苦しんでいる姿を見て、すぐに助ける方法を考え始めました。

「私達の施設の獣医がレディーを隅々まで検査した結果、両方の耳に慢性的な感染症と血腫(血管が破れて出血した血液が固まってできた血の塊)を抱えていることが分かりました」とスタッフのアッシュ・コリンズさんが言いました。

耳が病気の猫出典:GiveShelter

そして耳の痛みがひどかったため、耳を切除するのが最善だと判断されました。その後、無事に手術が終わるとレディーは診療所に泊まって、一日中獣医チームのケアを受けて、たくさんの愛情を注がれました。

レディーは耳の痛みが和らいで、少しずつ音が聞こえるようになると、日に日に自分の殻から出てきました。そしてレディーが診療所から戻ると、そこにいたスタッフ全員がレディーに夢中になりました。

「レディーは本当に優しい猫です。彼女はハグをしたり、頭をぶつけたりするのが大好きで、人間と一緒に過ごす時間を楽しんでいます。」

そしてレディーが完全に回復し、生涯の家族を見つける準備ができた時、スタッフ達はレディーの耳が無いことで、里親候補の人達を怖がらせてしまうのではないかと心配しました。もちろん耳が無くてもレディーはとても可愛いですが、他の人達がレディーをどのように見るかを考えたコリンズさんは、突然素敵なアイデアを思いつきました。

耳を失った猫出典:GiveShelter

「私はレディーが少し変わった見た目だったため、里親さんが決まるまでに時間がかかるかもしれないと心配しました。そこで『かぎ針編み』のスキルを活かして、可愛い紫色の耳を作って、彼女を目立たせることにしました。」

その後、レディーの新しい耳が完成すると、コリンズさんはすぐにそれをレディーの頭にそっと置いて写真を何枚か撮影しました。そしてその写真をSNSに投稿すると、世界中の人達からたくさんの反応が返ってきたのです!

「私達は多くの人達からとても好意的な反応をもらいました。そしてレディーの写真を投稿したことによって、里親を募集し始めた日に生涯の家が決まりました!」

新しい耳を身につけた猫出典:GiveShelter

レディーは新しい耳があっても無くても可愛かったため、すぐに里子に迎えたいと言う人がやって来ました。レディーは既に新しい家で元気に暮らしていて、たくさんの愛情に包まれながら幸せいっぱいの毎日を送っているそうです。

「私はレディーの第二の人生に少しでも関わることができたことをとても嬉しく思っています」とコリンズさんが幸せそうに話してくれました。
出典:GiveShelterthedodo

この猫の記事を友達にシェアしよう