約2週間前、保護施設『グリーンポイント・キャッツ』のスタッフが、公園の落ち葉の中で丸くなっている猫がいるというメッセージを受け取りました。
その後、現場に向かったスタッフが猫に声を掛けると、その声に応えて猫が鳴き始めました。
そしてスタッフが手を差し伸べると、猫は立ち上がって真っ直ぐに向かってきました。
誰かの助けを強く望んでいた猫は、スタッフが自分のことを抱きかかえてキャリーに入れることを許しました。猫はその後すぐに動物病院に運ばれて、そこで年齢が約11歳だと分かりました。「私達は猫を発見したマッカレン公園にちなんで、彼女に『カレン』と名付けました」とスタッフが言いました。
カレンはマイクロチップを持っていましたが、飼い主に連絡したところ、カレンが公園に捨てられたことが分かりました。
その後、養育主さんの家で過ごし始めたカレンは徐々に落ち着いていって、低血糖から回復するための十分な食事をとりました。カレンは居心地の良い部屋と快適なベッドのおかげで、ようやくリラックスすることができたのです。「寒い中で過ごした2日間は、カレンにとってとても恐ろしいものだったに違いありません。」
出典:Greenpointcats
カレンが保護されてから数時間後に冷たい雨が降り始めました。現在、カレンは養育主さんと一緒に暖かく過ごしていて、落ち葉で暖を取る代わりに、ご飯でお腹をいっぱいに満たして新しいベッドで幸せそうに昼寝をしているのです。
カレンはいつも仰向けで転がって、アゴを撫でられながら喉を鳴らしています。またカレンの顔からは悲しみが消えて、満足そうな表情を見せてくれるようになりました。
寒さと空腹に耐えたカレンは現在、家の中にいられることに大きな喜びを感じています。「カレンは氷点下の中、落ち葉の中で2晩生き延びました。彼女は大変な経験をしたにもかかわらず、私達にいつも優しく接してくれます。」
出典:Greenpointcats
カレンはエネルギーと好奇心を取り戻して、家の中を探索したり、オモチャで遊んだりと、再び室内で暮らせることに幸せを感じていて、暖かい暮らしを満喫しています。またカレンは遊び心と抱きしめられることの喜びを再発見し、安全な家の中でたくさん遊んだ後は、養育主さんに寄り添いながら満足そうに喉を鳴らし続けているそうです。
そして大晦日の夜、保護施設に嬉しいメッセージが届きました。
出典:Greenpointcats
カレンを家に迎えたいという家族から連絡が入って、その後すぐにカレンと家族は初対面を果たしました。するとカレンはさっそく家族の膝の上に登って嬉しそうに甘え始めました。それはまるで「あなたと家族になることを決めました」と言っているかのようでした。
その後、カレンを引き取った家族からスタッフの元に心のこもったメッセージが届きました。「私達はカレンと出会ったばかりですが、お互いに愛し合っています。」
出典:Greenpointcats
こうして落ち葉の中で寒さに耐えていたカレンは、優しい人達のおかげで新しい人生を歩み始めることができました。今のカレンはキャットニップのオモチャや柔らかいベッドを持っていて、自分のことを限りなく愛してくれる家族がいつもそばにいてくれるのです。カレンはこの先もずっと優しい家族に見守られながら、幸せに満ちた毎日を送っていくことでしょう。
出典:Greenpointcats/lovemeow