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保護施設に連れて来られた猫。お腹の中の子猫の存在がみんなを驚かせ、生まれてきた唯一の我が子と強い絆で結ばれる

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今から数年前、『キューピッド』という名前の猫が、飼い主さんの生活の変化のため、保護施設に引き渡されました。

キューピッドは突然の環境の変化に戸惑い、常に周りを警戒していました。約2歳のキューピッドは幸せな生活を求めて、一からやり直さなければなりませんでした。

保護施設『エクスプロイツ・バレーSPCA』はそんなキューピッドを温かく迎え入れました。そのおかげでキューピッドはゆっくりと、でも確実に、養育ボランティアさんに心を開いていきました。そんな中、保護施設のスタッフ達はキューピッドがひとりではなかったことを知ってとても驚きました。

数週間後、キューピッドは養育主さんの家で1匹の子猫を出産しました。キューピッドはすぐに子育てを始めて、唯一の我が子に全ての愛情を注ぎ続けました。

『ボウ』と名付けられた子猫は毎日お母さんを独占していました。ボウは食事のたびにお腹をいっぱいに膨らませて、お母さんに寄り添いながら眠りに落ちていきました。

キューピッドはボウを常に清潔に保ち、いつもそばで見守り続けていました。

「キューピッドは自分の赤ちゃんを見せびらかして、強く抱きしめるのが大好きです。私達は親子がずっと一緒に暮らせていけたらどれだけ素敵なことだろうと思わずにはいられませんでした。親子が一緒にいる時の愛らしさは驚くほどで、一目見たら必ず恋に落ちることでしょう」と保護施設のスタッフが言いました。

そのためスタッフ達は親子を一緒に引き取ってくれる家族を探すことに決めました。ボウが里子に出る準備を進めていくにつれて、保護施設にはボウに対しての問い合わせがいくつも入りましたが、キューピッドについての反応はありませんでした。

「一般的に子猫は母猫と一緒に里子に出る必要はありませんが、時々強い絆で結ばれた親子に出会います。特に子猫がひとりしかいない場合は、親子の絆が非常に強くなることがあります。」

キューピッドはボウがすることの全てに興味を示しました。キューピッドは部屋の至るところでボウの後を追いかけて、ボウが常に視界の中にいることを確認しました。

またキューピッドはボウをギュッと抱きしめて、ボウが眠りにつくまで喉をゴロゴロと鳴らし続けました。そしてボウが起きると一緒に遊んで、猫のスキルを磨くように勧めました。

そんなキューピッドのおかげでボウは飛躍的に成長し、好奇心旺盛なヤンチャな子猫になりました。ボウはお母さんと一緒にイタズラすることをいつも楽しんでいました。

さらにボウはお母さんのようにお話しすることが好きになり、何か伝えたいことがある時は躊躇することなく話しかけてきました。

親子がお互いにどれだけ依存しているかを知っていたスタッフ達は、親子を一緒に引き取ってくれる家族が現れるのを待っていました。

そんな中、保護施設に嬉しい申請書が届いたのです。申請書を出した家族は愛らしい親子に完全に恋をして、親子を決して分離させてはいけないと強く感じました。

そしてついにキューピッドは最愛のボウと一緒に里子に出ました。現在、親子は生涯の家で幸せいっぱいの毎日を送っているそうです。

スタッフ達は親子がこれからもずっと一緒に暮らせることに心から幸せを感じ、笑顔で親子を新しい家族の元へと送り出したそうです。

こうして保護施設にやって来たキューピッドは、ボウと一緒に新しい人生を歩み始めました。今も親子はお互いに愛情を注ぎ合いながら、優しい家族の元で幸せいっぱいの毎日を送っているそうです(*´ω`*)
出典:EvspcaAdoptableslovemeow

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