ある日、工業用建築現場の砂利の中で、1匹の子猫が発見されました。その後、保護活動を行っている女性が子猫を保護すると、人工哺乳が必要なことが分かりました。
女性が保護団体『フォスター・ザ・ファーベビーズ』の共同創設者のギャブ・イルッテさんに連絡をすると、ギャブさんはすぐに子猫が24時間体制でケアが受けられるように手配しました。「私が子猫を女性から受け取った時、幸いなことに子猫は元気そうにしていました。子猫は生後4週間くらいでしたが、体重は生後2週間の子猫と同じくらいしかありませんでした」とギャブさんが言いました。
『クララ・ボウ』と名付けられた子猫は、お腹を空かせて鳴きながらやって来ましたが、少ししかミルクを飲もうとしませんでした。
食べることに苦労していたクララが身体を成長させて、元気に暮らしていくためにはたくさんのサポートが必要でした。
最初の数日間、クララがほとんど食べ物に興味を示さなかったため、養育主さんはずっと心配していました。「クララは非常に好き嫌いが激しい子で、毎回適切な量のミルクをシリンジを使ってゆっくりと慎重に与えなければなりませんでした。」
クララは食事の時間はいつも養育主さんに気を遣わせていましたが、その他の時間は元気にしていて、いつもフワフワの毛布の上で自信を持ってヨチヨチと歩き回っているそうです。
養育主さんは好き嫌いの激しいクララのために、いくつかのミルクを試してみました。するとクララは自分好みのミルクに出会うことができ、ようやく食欲が改善して、養育主さんはとても安心することができました。
クララはそれ以来順調に成長を続けていて、数週間以内に保護団体が世話している子猫達のグループに加わる予定だそうです。
クララはまだ小柄ですがとても勇敢な性格で、毎日前進し続けています。「クララの生きる意志は驚くべきものです。彼女が保護されてから最初の数日間はあまりミルクを飲まなかったため、体重を増やすことができるか心配していました。でも彼女はあまり食べたくなかったにもかかわらず、シリンジから頑張ってミルクを飲み込んでいました。」
その後、クララの身体が徐々に膨らんでくると、クララの活発で大胆な性格が全面に出てきました。「最近のクララはすっかりトラブルメーカーになっていて、至るところで可愛いトラブルを引き起こしています。」
クララはシッポを高く上げて全身の毛を膨らませながら自分のことを大きく見せようとしていて、いつも気取りながら歩き回っています。クララは既に養育主さんを監督する技術を習得していて、鋭い視線で養育主さんを観察し、養育主さんの行動を少しも見逃さなようにしているそうです。
「クララの表情はとても面白くて、ニャーニャーと可愛い声で鳴いたり、遊んでいる最中にオモチャに『シャー!』したりしながら、全ての声の使い方を学んでいる最中です。」
そんなクララが養育主さんと一緒にソファーで過ごし始めると、毎回活発に動き回りながら自分の存在をアピールします。そして、ソファーの上が全て自分のものだと主張し始めるそうです。
「今のクララは先住犬に駆け寄って遊ぶのが好きです。彼女は検査のための隔離期間が終わったため、これから他の子猫達と対面することになります。きっと彼女はすぐに子猫達と遊ぶことが大好きになることでしょう。」
温厚な先住犬の『ルーシー』はクララと出会った日からずっと、クララと過ごす時間が大好きです。ルーシーはクララに身体を登られたり、垂れた耳やシッポで遊ばれたり、一緒にレスリングの練習をしたりすることに喜びを感じているそうです。
クララは温かい愛情と優しいケアによって、すくすくと成長を続けています。クララは生後僅か5週間で既に家の中を支配していて、大胆な態度と溢れ出す魅力でいつも家の中を明るく照らし続けているのです。
「クララは確実に本来のポッチャリな子猫に近づいてきています」とギャブさんが嬉しそうに話してくれました。
これからもクララはたくさんの愛情を受け取りながら、安全な家の中で幸せいっぱいの毎日を送っていくことでしょう(*´ェ`*)
出典:fosterthefurbabies/lovemeow