ある日、ロサンゼルスに住むシンシアさんが、駐車場に停めていた車に向かっていると、路上でうずくまっている1匹の子猫の姿を発見しました。子猫は全身がとても汚れていて、最初に見た時は子猫だとは思わなかったそうです。
シンシアさんが子猫を見つけられたのはとても幸運なことでした。その日はいつも利用している立体駐車場が満車だったため、別の駐車場に車を停めていたのです。
出典:durianmush
シンシアさんは子猫が全く動かなかったため、怪我をしているのかもしれないと思いました。そこで恐る恐る子猫を持ち上げて全身を確認してみると、大きな怪我が無いことが分かりました。しかし、子猫は長い間ご飯や水を口にしていなかったようで、非常に衰弱していました。
シンシアさんは子猫を車に乗せると、養育ボランティアをしている友人の家に向かいました。車に乗せられた子猫は最初は助手席で丸くなっていましたが、しばらくすると起き上がってシンシアさんの手に頭を擦りつけてきたそうです。それはまるで「助けてくれてありがとう」と言っているかのようでした。
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友人のティシャさんが子猫を引き取ると、さっそく動物病院に子猫を連れて行きました。そして子猫を4回お風呂に入れて、ご飯をたくさん食べさせると、見違えるような姿になったのです!
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子猫は生後3〜4ヶ月で、とても甘えん坊でした。子猫は人間とハグをするのが大好きで、ティシャさんに愛らしい姿をたくさん見せてくれたそうです。
ティシャさんは獣医さんにマイクロチップがないかを調べてもらいましたが、残念ながら見つかりませんでした。また、子猫がしていた首輪にも飼い主さんの情報は書かれていませんでした。そこでティシャさんは子猫が保護された場所の周辺にチラシを貼ったり、迷い猫のサイトに情報を書き込んだりして、飼い主さんからの連絡を待つことにしました。
しかし、いくら待っても飼い主さんからの連絡はありませでした。
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そのためティシャさんはしばらく子猫の世話をした後、子猫のために生涯の家を見つけました。その後、新しい家族の元で暮らし始めた子猫は、毎日たくさんの愛情を感じながら元気いっぱいに過ごしているそうです。
出典:durianmush/lovemeow