人生に、もふもふを。

土砂降りの中、助けが来るまで車の下でうずくまっていた子猫。不屈の精神で元気を取り戻し、幸せな毎日を手に入れる

0

ある日、雨とみぞれが混じった土砂降りの中、車の下でうずくまっている迷子の子猫が発見されました。子猫を見つけた人達は、子猫の身体を温めながら家の中へと連れて帰って、子猫が呼吸困難に陥っていることに気づくとすぐに動物病院に向かいました。

子猫は生後約8週で、たったひとりで危険な路上で命をつないでいました。子猫は動物病院に入院して、保護施設『リトル・ワンダラーズ・ニューヨークシティー』の助けを借りながら治療を続けることになりました。子猫の体調はひどい状態でしたが、子猫の精神は壊れていませんでした。

「『カウベル』と名付けた子猫は懸命に生きようとしていました」と保護施設のスタッフが言いました。

保護された子猫出典:littlewanderersnyc

カウベルは重度の上気道感染症を患っていて、それが原因で肺炎を発症していました。カウベルは非常に危険な状態で、獣医さん達は酸素治療や投薬治療などを行い、命をつなぐために24時間体制の看護を続けました。

1週間の入院の後、カウベルは退院できるほどに元気になりましたが、突然体調が急変して救急治療室に戻りました。

それから何日も非常に危険な状態が続きましたが、カウベルは生きる希望を持ち続け、決して諦めることはありませんでした。カウベルは毎日必要な治療を受け、食欲がないにもかかわらず食べ物を一口ずつ飲み込んでいました。カウベルはそんな状態の中でも人間の愛情を求め、最も辛かった時期もスタッフ達のことを見つめてきました。

「カウベルは病院で長い時間を過ごしたため、私達が知っているどの子猫よりも多くの獣医さんと親しくなりました。彼女はみんなに助けてもらいながら、必死に病と闘い続けました。」

数週間の治療の末、カウベルは養育主さんの力も借りながら熱と肺炎を克服しました。カウベルは途中で軽度のてんかんを発症しましたが、薬の力を借りて症状を抑えることができました。

「カウベルはまさに戦士で、ついに元気を取り戻すことができました。今の彼女は何事もなかったかのように部屋の中を駆け回ったり、遊び回ったりしています。彼女は本当に優しくて元気な子猫です。」

生まれてすぐに数えきれないほどのハードルを乗り越えたカウベルは、回復と共にとっても好奇心が旺盛な子猫になりました。カウベルは身の回りの世界に興味津々で、常に熱心に探索をしているそうです。

そんなカウベルはよくベッドの上で仰向けになって、微笑みながら前足で空中をこねています。その姿がとっても可愛くて、養育主さんはいつも心が温められているそうです。

またカウベルがかまって欲しい時は、養育主さんの足に頭突きやスリスリをしたり、大きな音で喉をゴロゴロと鳴らしたりしながら、愛らしい姿でアピールしてくるそうです。

「カウベルは非常に多くの困難と闘い、奇跡的に命をつなぐことができました。今の彼女はいつも生き生きとしていて、確実に成長していて、強い心で前進し続けています。」

カウベルは生後5ヶ月を迎え、ついに里子に出る準備を整えることができました。カウベルのてんかんは薬のおかげで症状を抑えることができていて、これからもずっと元気に暮らしていけるそうです。

「カウベルは他の子猫達と同じように過ごせるようになりました。彼女は何者にも負けない強い心の持ち主です」と保護施設のスタッフが話してくれました。

こうして助けが来るまで車の下でうずくまっていたカウベルは、優しい人達の力を借りて死の淵から蘇ることができました。これからもカウベルは毎日を全力で過ごしながら、幸せいっぱいの日々を送っていくことでしょう。
出典:littlewanderersnyclovemeow

この猫の記事を友達にシェアしよう