ある日、保護施設『ミニ・キャット・タウン』に7匹の子猫が運ばれてきました。子猫達はすぐに養育ボランティアのメリットさんの家に移動して、そこで24時間体制の世話が始まりました。
保護された7匹のうち、1匹だけが茶トラの子猫で『バッシュフル』と名付けられました。バッシュフルは他の兄弟と容姿が異なっていたため、いつも一番目立っていました。
その後、メリットさんが仕事のためにしばらく家を空けなければならなくなると、子猫達は保護施設のスタッフのローラ・マローンさんの家に移動しました。
「全ての子猫達に哺乳瓶でミルクを飲ませるのはとても大変なことだったと思いますが、メリットさんはいつも子猫達のお腹をしっかりと満たしていました。彼女のおかげで子猫達は元気に成長することができました」とローラさんが言いました。
「子猫達の中で常に一番目立っているバッシュフルは、いつも満足そうな姿を見せてくれています。彼女はとっても社交的な性格で、好奇心旺盛な子猫です。」
快適な家と美味しいご飯、そしてたくさん愛情で、子猫達はすくすくと成長を続け、確実に体重を増やしていきました。子猫達はトイレの使い方やキャットツリーの登り方を学んで、人間の注意を引く方法も理解しました。
最初の頃は少し心配そうな顔をしていたバッシュフルでしたが、愛らしい仕草で人間の注意を引くようになり、抱っこされると一瞬のうちにとろけるようになりました。
バッシュフルは兄弟と一緒に温かい膝の上を共有し、少し変わったお昼寝スポットを見つけるのが大好きです。「私はいつもバッシュフルが不思議な場所で寝ている姿を目にします。彼女のお気に入りのお昼寝スポットの1つが透明なボウルの中です。」
「また私が養育部屋に入ると、バッシュフルが部屋の真ん中にチョコンと座っていることがよくあります。その姿はとっても愛らしく、いつも私の心を温めてくれます。」
バッシュフルと兄弟(『ドーピー』『スニージー』『ハッピー』『グランピー』『スリーピー』『ドック』)は養育部屋を完全に支配し、部屋の至るところで可愛いイタズラを繰り広げています。
そして、朝食の時間を迎えると子猫達は一斉にドアの前に集まってきて、息ピッタリの合唱団に変わるのです。その姿はとっても愛らしく、子猫達は決してご飯をもらうことに失敗することはありません。
「子猫達はみんなとっても好奇心が旺盛で、私がドアを開けるたびにペアになって部屋から飛び出そうとし始めます。私が1組のペアを捕まえると、今度は別のペアが部屋の外に出ようと試みます。子猫達はいつも私の隙をうかがっていて、チャンスが訪れるのを待っています。」
そんな子猫達がご飯でお腹を満たすと、すぐに眠気に襲われて、お昼寝のためにローラさんの膝の上に登ってきます。ローラさんはいつも自分の足が可愛い毛玉に覆われる光景を楽しんでいるそうです。
その後、子猫達が里子に出られるほどに成長すると、子猫達は保護施設に戻って、里親さんとの出会いを待ち始めました。兄弟と一緒に施設に戻ったバッシュフルは、すぐに生涯の家族との出会いを果たしました。
バッシュフルは数週間の養育期間の後、自分が叶えたかった夢を実現させることができました。今は『サンディー』と名前を変えて、新しい家で楽しい毎日を送っているそうです。
サンディーが暮らし始めた家には先住猫が住んでいましたが、ふたりはすぐに意気投合して、一緒の時間を過ごし始めたそうです。
また、とっても人間好きのサンディーは、いつも家族のことをギュッと抱きしめながら、家の中にたくさんの喜びと笑顔を運び続けているそうです(*´ω`*)
出典:fosterkittyfamily/lovemeow