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交通量の多い繁華街の車の下で暮らしていた子猫達。安全な家の中で人間や犬の優しさに気づくと、毎日が幸せいっぱいに

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ある日、車通りの多い繁華街で、車の下で暮らす母猫と4匹の子猫達が見つかりました。猫の親子は人間のことを警戒していたため、保護するのに時間がかかりましたが、保護施設『テイルズ・ハイ』のスタッフ達は何とか親子を連れて帰ることができました。

保護した子猫達は既に離乳していましたが、非常に野生的だったため、養育主さんの家で社会化させる必要がありました。

車の下の子猫出典:shibuyarollcall

保護施設で養育ボランティアをしているアサさんは、子猫達のストレスを和らげるために、自宅に静かで快適なスペースを用意しました。そして子猫達の全身の汚れを洗い流して、たくさんのご飯を食べさせました。

一方、母猫は動物病院で避妊手術と検査を受けて、生涯の家族の元へと旅立っていきました。

「私が養育し始めた子猫達の中で、一番人間に慣れていたのは『ピエロギ』でした。他の3匹はいつも物陰に隠れていましたが、彼だけは最初から私の方に近づいてきました」とアサさんが言いました。

そして保護から3日が経つと、子猫達の中で一番フワフワの毛をした『ラビオリ』がアサさんに近づいてくるようになりました。またラビオリは自信を持って話しかけてくるようになり、喉をゴロゴロと鳴らすようになりました。ラビオリはすぐにピエロギと合流して、アサさんの膝の上を自分のものだと主張するようになりました。

一方、とっても内気だった『サモサ』と『ワントン』は、人間を信頼することを学ぶために、さらなる時間と安心感が必要でした。

「サモサとワントンは保護から1週間ほどで撫でさせてくれるようになりましたが、すぐに私が誰なのかを忘れてしまうため、再び撫でさせてくれるまでには少なくとも10分は一緒に座っていなければなりませんでした。」

それからしばらくするとサモサとワントンはようやくアサさんのことを信頼するようになり、最終的に威嚇のシャーをやめて甘えてくるようになりました。

「子猫達は全員が私の気を引くために鳴くようになって、撫でられるとゴロゴロと喉を鳴らすようになりました。」

子猫達は2週間で完全に室内生活に溶け込んで、アサさんの家族に会う準備を整えました。

その後、子猫達はこの家に住んでいる先住犬達と対面しましたが、緊張した子猫達は警戒して「シャー!」と威嚇し始めました。子猫達はそれから数日かけて徐々に先住犬達のことを信頼していき、最終的に一緒の時間を過ごすようになりました。

さらにサモサは子育て中の母犬の『コナ』のことがとても気に入ったようで、コナの顔に自分の顔を押し付けるようになりました。

「子猫達は他の動物達が優しいことに気づきました。特にコナのことが大好きになって、楽しく過ごすようになりました。子猫達はみんな私と接する時と同じように、かまってもらうためにコナに向かっていくようになりました。」

「子猫達の中で一番冒険好きのピエロギは非常に社交的な性格で、何事にも動じることなく常に未知の世界に飛び込んでいきます。」

「ラビオリは一度心を開くと驚くほどの甘えん坊になって、幸せそうに撫でられながら可愛い声でたくさん話しかけてきます。」

「サモサはとっても内気な子猫ですが、今は私のことを信頼してくれていて、私が歩いていると嬉しそうに足に擦り寄ってきます。」

「ワントンは人見知りなところがありますが、安全だと分かるとすぐにリラックスし始めます」とアサさんが話してくれました。

こうして1ヶ月前は車の下に住んでいた子猫達は、アサさん達のおかげで幸せな室内生活を送り始めることができました。子猫達はいつも家の中で元気いっぱいに遊び回っていて、友達になった犬達と一緒に楽しい毎日を送っているのです。
出典:shibuyarollcalllovemeow

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