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家に連れて行ってくれた女性に感謝の気持ちを伝えた猫。数日後に暖かいベッドで子猫達を出産し、全ての愛情を注ぎ続ける

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ある日、お腹が大きくなっている妊娠中の猫が保護されて、地元の保護施設に運ばれてきました。猫は安心して子育てができる場所を切望していました。

そんな猫の窮状を知った保護施設『ソルティー・アニマル・レスキュー』のカーリー・ソルタースキーさんは、すぐに猫を引き取ることを申し出ました。その後、カーリーさんは『セージ』と名付けた猫を養育するために、自宅へと連れて帰りました。

セージは車での移動中に少しストレスを感じていましたが、カーリーさんの家に着くとすぐに落ち着き始めました。

セージは新しい部屋を隅々まで調査して、部屋の中が安全な場所かを確認しました。セージは頭の上に屋根があり、いつも手の届くところにご飯があり、常に柔らかいベッドと毛布があることに気づきました。するとセージの中の心配する気持ちがどこかに消えて、カーリーさんの愛情を強く求めるようになったのです。

さらにセージは自らカーリーさんに近づいて行って、まるで家に連れて来てくれたことへの感謝の気持ちを伝えるかのように、家族一人一人に身体を擦りつけ始めました。

それからセージはフカフカの毛布に腰を下ろして、仰向けになって大きなお腹を披露しました。それはまさに信頼の証でした。

「セージの年齢は5歳だと考えられています。彼女がこれまでに何回出産したかは誰にも分かりませんが、今回が彼女の最後の出産になることを私達は知っています。彼女は子育てを終えたら避妊手術を受けて、生涯の家族の元で静かな毎日を送っていくことでしょう」とカーリーさんが言いました。

カーリーさんは妊娠中のセージのために、出産用の箱や必要なものを全て用意しました。「セージは一日中寝床作りと毛づくろいをしています。私はこれから生まれてくる子猫達が激しく動き回っても大丈夫なように準備を進めました。」

そしてセージが家に来てから数日後、ついにセージは6匹の子猫達を出産しました。その日の朝、カーリーさんが養育部屋に行くと、セージが生まれたばかりの子猫達にしっかりとミルクを飲ませてあげていたそうです。

その日からセージはずっと要求の厳しい6匹の子猫達(『サフラン』『ラベンダー』『ナツメグ』『バジル』『ハーブ』『ディル』)のそばにいて、全ての子猫達が常に清潔で、お腹が空いていないかを確認するようになりました。

セージは子猫達全員のお腹を満たすためのミルクを作るために、毎日たくさんのご飯を食べました。セージは昼夜問わず子猫達の世話をして、全ての要求に応え続けました。

カーリーさんが親子の様子を確認しに行くたびに、セージは大きな音で喉をゴロゴロと鳴らしながら子猫達のことを抱きしめていました。そしてカーリーさんに頭を撫でられると、嬉しそうに足の指を伸ばしました。

セージが2週間に渡って細心の注意を払いながら子育てを続けた結果、子猫達は確実に成長していき、愛らしい足取りで寝床の中を歩き回るようになりました。

セージはそんな子猫達のことを注意深く見守って、何かのトラブルに巻き込まれないようにしていました。「セージは愛情深いお母さんで、いつも子猫達のことを気に掛けています。そんな優しいお母さんに見守られながら、子猫達はすくすくと成長を続けています。バジルとナツメグは特に身体が大きく、いつも体重の重さで一二を争っています。」

ディルは子猫達の中で一番のんきな性格で、活発なナツメグはレスリングの腕前を磨いています。

成長した子猫出典:saltyanimalrescue

ハーブはいつもナツメグの後を追いながら、足腰を強くしていっています。ラベンダーは一番小さな身体をしていますが、とても勇敢で散歩に出かけるのが大好きです。サフランはとってもヤンチャな性格で、目立ちたがり屋のお姫様です。

いつも安全な家の中で元気いっぱいに過ごしている子猫達は、これから先もずっと寒さや空腹に耐えながら生きていく必要はありません。子猫達は室内生活に大きな幸せを感じていて、飛躍的に成長を続けているのです。

こうして路上から助け出されたセージは、カーリーさん達のおかげで無事に子猫達を出産することができました。セージはこれからも子猫達にたくさんの愛情を注ぎながら、快適な家の中で幸せな毎日を送っていくことでしょう(*´ω`*)
出典:saltyanimalrescuelovemeow

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