人生に、もふもふを。

バーガーキングの入り口で助けを求めていた子猫。放っておけなかった観光客が、子猫が必要としていた場所まで連れて行く

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約2週間前、ニューヨークを旅行していた女性が、バーガーキングの入り口で全身が荒れている子猫の姿を見つけました。心配になった女性は子猫の状態を調べるために立ち止まりました。

子猫は非常に痩せ細っていて、汚れに覆われていて、右目が腫れて曇っていました。子猫は周囲を警戒していましたが、愛情を求める衝動には抵抗することができませんでした。

女性は子猫の高さまで身を低くして、挨拶するために手を伸ばしました。

子猫は女性の手に擦り寄ってきましたが、近くで車の音が聞こえるたびに怯えていました。子猫は触られたい気持ちと恐怖の気持ちの間で揺れ動いていて、女性の手と隠れることのできる茂みの間を行ったり来たりしていました。

その後、子猫に新しい人生を送ってもらいたかった女性は、周りの人達に尋ねて回って、地元の保護施設『パピー・キティー・ニューヨークシティー』に助けを求めました。

子猫の話を聞いた保護施設のスタッフ達は、子猫のために快適なスペースを用意しました。一方の女性は子猫を抱え上げると、タクシーに乗って保護施設へと連れて行きました。

そこで『ゼスティー』と名付けられた子猫は、お皿に盛られたご飯に飛び込んで、美味しそうに食べ始めました。ゼスティーは愛情を切望していましたが、まだ路上にいた時の怖さが残っていて、しばらく怯えていました。

十分な休息と食事をとったゼスティーは、室内での生活に居心地の良さを感じたようで、徐々に警戒心を緩めていきました。

ゼスティーは身体を綺麗にしてもらい、軽い感染症の治療を受けました。また栄養をたくさんとったゼスティーは、数日の間に随分と回復して、本来の性格が表に出てきました。ゼスティーはとても愛情深く、社交的な性格で、誰とでも仲良くなりました。

そして、以前の内気なゼスティーはいなくなり、スタッフ全員に愛情を注ぐ、自信に満ちた子猫へと生まれ変わったのです。

ゼスティーの右目は永久的な損傷がありますが、手術の必要はなく、他の猫と同じように普通の生活を送ることができるそうです。「ゼスティーは目が曇っていることを除けば、他の猫と変わっているところはありません」とスタッフが言いました。

すり寄る子猫出典:puppykittynycity

毎日を精一杯生きているゼスティーは、いつも抱っこされたいと思っていて、みんなの注目を集めるのが大好きです。また撫でて欲しい時はゴロゴロと転がって、オモチャを見つけると飛びかかり、寝心地の良いベッドで丸くなって、室内生活に喜びを感じながら楽しい時間を過ごしているのです。

こうしてバーガーキングの入り口で助けを求めていたゼスティーは、優しい女性のおかげで愛情に満ちた何不自由ない生活を送り始めることができました。きっとゼスティーはこれからもたくさんの愛情を吸収しながら、幸せいっぱいの毎日を送っていくことでしょう。
出典:puppykittynycitylovemeow

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