人生に、もふもふを。

フラフラしながら家の前に現れた猫。路上での生活から永遠に連れ出してもらえるまで、ずっと玄関前に留まることを決める

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ある日、足を怪我した猫がフラフラした足取りで家の前に現れました。そして猫はそのまま玄関マットの上で横になって、誰かが助けてくれるのを待ち始めました。

そんな猫の姿に気づいた家族がご飯と水を持ってくると、人懐っこい性格の猫は感謝の気持ちを伝えてきました。猫はお腹を満たすと玄関の近くで身体を休めて、そのまま昼寝を始めました。

家族はその後も猫のためにご飯を用意して、仮のシェルターを設置しました。猫は決して家の敷地内から出ようとせず、いつも玄関の前で家族に挨拶をしていました。

玄関マットの上の猫出典:comrescuemontreal

猫に治療が必要なことを知った家族は、地元の保護団体『シャトン・オルフラン・モントリオール』に支援を求めました。その後、施設のスタッフ達が猫を引き取りに来て、獣医さんの治療を受けさせました。

「私達は猫に『ヘミングウェイ』と名付けました。彼は痩せていて、全身が汚れていました。また彼は怪我のため、後ろ足の片方に体重をかけることができなくなっていました」と保護施設のスタッフが言いました。

ヘミングウェイは戦いの傷跡だらけでした。X線検査の結果、ヘミングウェイの足は骨折していませんでしたが、他の動物に噛まれたことが原因で傷と膿瘍ができていました。

「ヘミングウェイはすぐに感染症の治療を受けました。彼は手遅れになる前に発見されて、少しずつ快方へと向かい始めました。」

ヘミングウェイは獣医さんの言うことを素直に聞いて、治療中に暴れたりすることはありませんでした。その姿はまるで自分が助けてもらっていることを知っているかのようでした。またヘミングウェイは治療中に喉を鳴らして、愛らしい声で鳴いて、スタッフ達に何度も頭を擦りつけてきました。

「ヘミングウェイは私達に抱きかかえられながら運ばれるのが好きです。彼は誰かに世話をしてもらえるのが嬉しいようで、いつも愛らしい姿を見せてくれています。」

ヘミングウェイはその後、保護施設内の快適な養育部屋で治療を続けました。そして適切な看護、美味しいご飯、みんなからの温かい愛情で、再び4本足で歩き始め、子猫のように遊び回れるようになったのです。

「ヘミングウェイは私達とすぐに打ち解けました。彼はすぐにハグを求め始め、仰向けになりながらお腹を撫でて欲しいと要求してきました。」

「ヘミングウェイはいつも私達がしていることに興味津々で、アヒルのように話しかけてきます。彼は私達と会話をしたり、今日の自分の冒険について話したりするのが好きです。また彼はみんなに注目されながら抱きしめられるのが大好きです。」

ヘミングウェイはとても優しくて愛情深い猫で、何か言いたいことがある時は躊躇することなく話しかけてきます。

さらにヘミングウェイはスタッフ達といつも同じ部屋にいたくて、自分のそばから誰もいなくなるとスタッフ達のことを探し始めます。「私達が別の部屋に行くたびにヘミングウェイは私達のことを探し始めて、ドアを開けて欲しいと鳴いてきます。」

推定年齢が4歳のヘミングウェイですが、心の中はまだまだ子猫のままのようです。

今のヘミングウェイは室内生活を満喫していて、バスケットの中で昼寝をしたり、ソファーでくつろいだり、窓辺で日光浴をしたりしながら自由な時間を過ごしています。

「ヘミングウェイは身体を伸ばして寝るのが好きで、いつも大きな手を嬉しそうに見せびらかしてきます。」

ヘミングウェイは現在、完全に回復していて、生涯の家を見つける準備ができています。「ヘミングウェイはとっても気楽で愛らしく、室内で生活するのが大好きです。また彼は甘えん坊で、いつも誰かに愛されたいと思っています。」

「厳しい路上での生活を乗り越えたヘミングウェイは、安全な家の中で新しい人生を楽しんでいます」と保護施設のスタッフが嬉しそうに話してくれました。

こうしてフラフラしながら玄関前に現れたヘミングウェイは、優しい人達のおかげで快適な室内生活をスタートさせることができました。これからもヘミングウェイはみんなの愛情を吸収しながら、幸せいっぱいの毎日を送っていくことでしょう。
出典:comrescuemontreallovemeow

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