人生に、もふもふを。

農場に置き去りにされていた猫。保護先の家で人間の優しさに心を開くと、最高に甘いフワフワの猫へと生まれ変わる

0

ある日、農場に置き去りにされていた黒白猫が発見されました。猫は農場を所有する家族によって保護されると、家族が何年にもわたって保護してきた猫の群れの一員に加わりました。

その後も猫の数が増え続けたため、家族は猫達の世話をすることが困難になりました。そのため家族は猫の救助コミュニティーに助けを求めました。

その後、動物保護活動を行っているジュリーさんが猫達の窮状を知ると、全ての猫を連れ出すために動き始めました。

「黒白猫の『コッコ』は一番最後に救い出された猫達のうちにひとりでした。彼は納屋の屋根裏に留まっていて、窓辺で眠っていました」と保護施設『シャトン・オルフラン・モントリオール』のスタッフが言いました。

納屋の猫出典:comrescuemontreal

コッコはご飯を食べるために屋根裏から降りてきて、そのまま捕獲器の中へと入っていきました。ジュリーさんはすぐにコッコを動物病院に連れていき、身体の状態を診てもらいました。

コッコはそこで怪我の治療を行い、去勢手術を受けました。最初の数日間、コッコは人間のことを非常に怖がり、常に周りを警戒していました。コッコは決して人間と目を合わせようとせず、ずっと頭を下げたままでした。

多くのボランティアさんの助けを借りて、コッコと納屋にいた全ての猫達は無事に保護されて、保護施設を通してそれぞれの養育主さんの元へと向かいました。

「コッコの歯はボロボロになっていて、抜歯をしなければなりませんでした。さらに彼は感染症のため、目を開けることに苦労していました。」

コッコは歯科治療によってほとんどの歯を失いましたが、そのおかげで痛みや不快感から解放されました。「コッコは食べ物を今までよりもずっと楽に食べられるようになり、とても幸せそうな姿を見せてくれるようになりました。」

時間が経つにつれてコッコは新しい環境を受け入れていき、エネルギーが全身から溢れ出してきました。コッコは室内生活に喜びを感じ、自分の殻から抜け出し始めたのです。

そしてコッコが人間が悪い生き物ではないことに気づくと、人間と一緒にいられることに喜びを感じるようになりました。さらにコッコはキャットニップとオモチャの楽しさを発見しましたが、やっぱり人間と一緒に過ごす時間が一番好きで、いつも養育主さんがやっていることに進んで参加しているそうです。

コッコは身体が回復していくつれて全身の毛がフワフワになっていき、愛らしい個性と魅力が溢れ出してきました。

「コッコはとても優しく、救助されてから大きく変わりました。今ではすっかり人間のことが大好きで、いつも気を引こうとしてきて、人間に寄り添いながら眠っています。」

コッコは非常に表情豊かでおおらかな性格で、子猫や犬ともすぐに仲良くなりました。また今のコッコは毎日を甘やかされながら過ごしていて、暖かい日差しを浴びるために窓辺でくつろいでいることもよくあるそうです。

コッコはこれまでに様々な経験をしてきたにもかかわらず、今の暮らしに満足していて、新しい人生を心から楽しんでいます。

「コッコは人間にくっつきながら寝るのが好きで、毎晩人間のベッドに登ってハグをしています。彼は野外での生活を生き延び、納屋から助け出されました。彼が幸せそうに過ごしている姿に、私達は大きな喜びを感じています」と保護施設のスタッフが嬉しそうに話してくれました。

こうしてコッコは養育主さんの元で人生が180度変わり、生涯の家に行くための準備を終わらせることができました。きっとコッコは生涯の家でもたくさんの愛情を感じながら、幸せいっぱいの毎日を送っていくことでしょう。
出典:comrescuemontreallovemeow

この猫の記事を友達にシェアしよう