ある日、ロサンゼルスに住むジェイミー・オロスコさんが、自宅の庭から聞こえてくる子猫の鳴き声に気づきました。ジェイミーさんはすぐに外に出て辺りを探し回りましたが、残念ながら子猫の姿を見つけることはできませんでした。
それから数日後、ジェイミーさんは再び子猫の声を聞いたため急いで外に出ると、ポーチの階段の下に小さな子猫の姿を発見したのです。
子猫には母親がおらず、住む家もありませんでした。そこでジェイミーさんは子猫を保護することに決めました。
その後、保護施設『レン・レスキューズ』のアシュリー・ケリーさんが子猫のことを知るとすぐに、子猫を養育することを申し出ました。
「私はその時、4匹の保護子猫達を育てていましたが、独りぼっちの子猫を放っておくことができませんでした」とアシュリーさんが言いました。
そして、アシュリーさんの家にやって来た子猫は、『ムスタング・バーソロミュー』と名付けられました。バーソロミューは約6週齢でしたが、平均的な子猫の半分くらいの大きさしかありませんでした。しかし、バーソロミューは身体の小ささを完全に補うほどの大きな個性を持っていました。
「バーソロミューは私が今まで出会った中で一番甘い男の子です。彼はとってもキュートです。」
バーソロミューがアシュリーさんに心を開いて、一緒に眠りにつくまでにはほとんど時間がかかりませんでした。そして保護から数日後、アシュリーさんがバーソロミューに他の保護子猫達を紹介すると、バーソロミューはすぐに子猫達と兄弟のような関係になったのです。
「オリビア、オフィーリア、オパール、オリバーもバーソロミューのことを兄弟として迎え入れました。バーソロミューはすぐに新しい兄弟から、猫として生きていくために必要なことを学び始めました。」
またバーソロミューがアシュリーさんに抱っこされていない時は、いつも兄弟と一緒に寄り添いながら、喉をゴロゴロと鳴らし続けているそうです。
そんな甘えん坊なバーソロミューは、アシュリーさんのおかげですっかり人間の膝の上が大好きになりました。そのためアシュリーさんの姿を見つけると真っ直ぐに膝の方へと向かって行って、そのまま膝の上によじ登ると、この場所が自分のものだと主張し始めるそうです。
その後、バーソロミューがミルクを卒業すると、兄弟と一緒に別の養育主のジェン・マーダーさんの家に引っ越して、生涯の家に行くための準備を始めました。
バーソロミューは新しい家に移ってからも兄弟の中で一番目立っていました。バーソロミューはすぐにジェンさんのところまで歩いて行って、さっそく膝の上が自分のものだと主張し始めたそうです♪
「バーソロミューは常に面白い子猫です。私が子猫部屋に入ると、彼は私を迎えるために真っ先に走ってきます」とジェンさんが言いました。
もちろんバーソロミューは養育主さんだけでなく、兄弟のことも大好きです。バーソロミューと兄弟はいつも追いかけっこやレスリングをして、行く先々で一緒にイタズラをしているそうです。
でもバーソロミューが一番愛しているのは、やっぱり人間の膝の上です♡
「バーソロミューはいつも可愛い姿を見せてくれます。彼は私の背中に飛び乗るのが好きで、抱っこされながら身体を撫でられるのが大好きです。」
バーソロミューはとっても行動的でハグ好きの子猫なのです♪
その後もすくすくと成長を続けたバーソロミューと兄弟は、ついに生涯の家へと旅立って行って、新しい家族の元で幸せな毎日を送り始めたそうです。
もうバーソロミューは食べ物や避難場所の心配をする必要ありません。バーソロミューにはこれからもずっと寄り添うことのできる家族がいて、いつのそばには大好きな膝があるのです(*´ω`*)
出典:jenfosterskittens/lovemeow