猫の『レイニー』は保護施設『マーフィーズ・ロー・アニマル・レスキュー』のスタッフ達によって路上から助け出されるまで、厳しい環境の中で4匹の子猫達を守り抜いてきました。レイニーは子猫達と一緒に保護されて、新しい生活を始めることになりました。
子猫達は生後約2週間で、常にレイニーに寄り添っていました。一方のレイニーも子猫達のそばから離れずに、子猫達全員のお腹をミルクで満たし、身体を綺麗に保つために毛づくろいを続けました。
そんな猫の親子の話を聞いた養育ボランティアのモニカさんは、自宅で親子の世話を始めました。モニカさんは育児でご飯を食べ忘れてしまうことのあるレイニーのために、毎回目の前までご飯を運んで食べさせてあげました。
子猫達はレイニーのおかげですくすくと成長を続け、全身からエネルギーが溢れ出してきました。すると子猫達は小さな手足を一生懸命に動かして、寝床の中を探索するようになりました。
「子猫達には徐々に個性が現れてきていて、身体の成長と共に活発に動き回れるようになってきました」とモニカさんが言いました。
レイニーはモニカさんのことを完全に信頼して、モニカさんが子猫達の体重を量ることを許可しました。またレイニーは快適で清潔な空間にいられることに感謝していて、次第に授乳の合間に休憩を取るようになっていきました。
その後さらに活発になった子猫達は、寝床の外に出たがるようになりました。「子猫達は新しい世界が気になるようで、寝床のフチから頭を突き出して外の様子をうかがい始めました。」
最も冒険好きの『リンクス』(グレー猫)は、4匹の子猫達の中で一番最初に寝床の外に出た子猫になりました。リンクスは子猫達のリーダー的な存在で、他の兄弟『レニー』『リンキン』『リビー』もその後に続きました。
そんな子猫達の姿を見たモニカさんは、子猫達を広々としたベビーサークルの中へと移動させました。子猫達はそこで楽しそうに冒険を始め、時々モニカさんの膝の上にも登ってきました。
「子猫達は好奇心の赴くままに動き回れることに興奮しています。子猫達は毎回楽しそうに探索をして、エネルギーが切れるとレイニーお母さんのところに戻ってきます。」
レイニーはそんな子猫達のことを常に見守っていて、誰かが鳴き始めるとすぐに駆けつけて、安心させるために毛づくろいを始めました。
その後さらに成長した子猫達は、部屋中を駆け回ったり、飛び跳ねたり、高いところによじ登ったりするようになりました。「子猫達はいつもお母さんのそばで転がったり、ひっくり返ったり、滑ったりしながら楽しそうに遊んでいます。」
レイニーは子猫達がトイレの使い方を覚えて、お皿から水や離乳食が食べられるようになると、太陽の光が降り注ぐ窓辺で昼寝をするようになりました。
その後、子猫達が完全に離乳して自立すると、レイニーはさらに窓辺で過ごす時間を増やし、ゆっくりと日光浴を楽しみながら子猫達のことを見守るようになりました。
そんなレイニーはもうすぐ里子に出る準備を終わらせます。
「レイニーはたくさんの愛情で子猫達を立派に育て、全ての子猫達が幸せな未来に向かっていることを確認しました。彼女はきっとすぐに生涯の家を見つけて、何不自由ない贅沢な生活を送っていくことでしょう」とモニカさんが話してくれました。
こうして一緒に保護された子猫達を幸せにしたレイニーは、自らの幸せに向かって歩み始めました。とっても愛情深いレイニーの前にはすぐに素敵な家族が現れて、いつまでも幸せいっぱいの毎日を送っていくことでしょう(*´ω`*)
出典:kellyfosterkittens/lovemeow