人生に、もふもふを。

独りぼっちで保護された子猫。保護先の子猫とどうしても友達になりたくて、自分の部屋をこっそり抜け出しました!

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今年の初め、幼い三毛の子猫がTNR活動(野良猫の不妊去勢手術を行い、元の場所に戻す活動)中に保護されました。子猫の母親はとても野生的で、子育てに関心がありませんでした。

子猫はより良い生活を送るために保護施設『ティニー・バット・マイティー・キトゥン・レスキュー』へと運ばれました。スタッフ達に『ルーシー』と名づけられた子猫はとてもお話し好きで、何か伝えたいことがある時は躊躇することなく話し掛けてきました。

この時のルーシーの年齢は約3週齢でした。ルーシーは哺乳瓶からミルクを飲めるようになるまでに3回ほどトライする必要がありましたが、一度飲み方を理解すると、物凄い勢いでミルクを飲むようになったそうです。

ルーシーは最初からハグ好きの子猫で、常に誰かの気を引こうとしてきました。

「私はルーシーに彼女と同じくらいの大きさのウサギのぬいぐるみをプレゼントしました。彼女はすぐにそれが気に入ったようでした」と保護施設のメリッサさんが言いました。

ルーシーはいつも眠たくなると保育器へと運ばれて、快適な空間の中で幸せそうに眠りにつきます。そして目を覚ますと、メリッサさんにかまってもらいたくて、いつも可愛い声でおねだりを始めるそうです。

ルーシーが4週齢を迎えて体重が1ポンド(約453g)に達すると、さらに多くの時間をメリッサさんと一緒にいたいと望むようになりました。

そんな中、ルーシーは隣の部屋から聞こえてくる子猫の鳴き声に気づきました。実はメリッサさんはルーシーにピッタリの友達を自宅に連れて帰ってきていて、隣の部屋で養育を始めていたのです。

メリッサさんの最初の計画では、新しくきた子猫の様子を2週間ほど見てから、ふたりを会わせる予定でした。しかし、ルーシーの方は新しい友達との出会いが待ちきれないようでした。

『ルーク』と名づけられた保護子猫はルーシーと同じ年齢で、庭のポーチにひとりでいるところを保護されました。「ルークはとてもエネルギッシュで、ぬいぐるみと格闘するのが大好きです。私が初めて彼を抱っこした時、彼は幸せそうに両手で空中をこね始めました。」

ミルクの時間を迎えるたびに隣の部屋からルークの鳴き声が聞こえてきたため、ルーシーは一生懸命にルークを見つけようとしました。そして数日後、メリッサさんが部屋の掃除をしている時に、ルーシーがこっそりと部屋を飛び出したのです!

「私はゴミを出すためにルーシーの部屋を出ました。その間に彼女はルークの部屋にこっそりと侵入したようです。私が気づいた時にはもう、ふたりは一緒に過ごしていました。」

ふたりは友達ができたことに興奮し、お互いのことを抱きしめました。メリッサさんがルークのベビーサークルにふたりを一緒に入れると、ふたりは元気いっぱいに遊び始めたそうです。

その後、ルーシーが元々いた部屋に移動したふたりは、部屋のいたるところでお互いの後を追いかけるようになりました。ふたりは全てのことを一緒に行い、お互いの視界の外に出ることはありませんでした。

そして心ゆくまで遊んだ後は、寄り添いながら一緒に眠りに落ちていきました。

メリッサさんの元ですくすくと成長を続けたふたりは、ついに里子に出られるほどに成長しました。その後すぐに1組の家族がルーシーとルークに恋をして、ふたりを一緒に家族の一員として迎えたそうです。

ふたりは新しい家で先住猫や先住犬とも仲良くなりました。ふたりはいつも先住猫と一緒にお気に入りの窓辺に座りながら、鳥の動きを楽しんでいるそうです。

ルーシーとルークは保護された時から飛躍的に成長し、随分と身体が大きくなりました。でもお互いのことを想う気持ちは、あの時から全く変わっていないそうです。

こうして保護先の家で出会ったふたりは、一瞬のうちに最高の家族になりました。これからもふたりはお互いに愛情を注ぎ合いながら、幸せいっぱいの毎日を過ごしていくことでしょう(*´ω`*)
出典:Tiny but Mighty Kitten Rescuelovemeow

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