ある日、母猫に置き去りにされてしまった子猫が発見されて、動物の保護活動を行なっているエミリー・ラコヴァンさんの元に連絡が入りました。
子猫は保護される数日前から何も食べておらず、経験豊富な養育主さんの助けを必要としていました。エミリーさんはその日の午後11時頃にメッセージを受け取って、30分後に子猫を引き取りました。
「私は子猫の姿を見てショックを受けました。彼の身体は冷たくなっていて、とてもに痩せ細っていて、全身の毛がボサボサになっていて、ノミがたくさんついていて、目と鼻が非常に荒れていました」とエミリーさんが言いました。
子猫はエミリーさんの家に着くまでずっと鳴き続けていて、静かになる瞬間はありませんでした。しかし子猫が哺乳瓶を掴んだ瞬間に全てが変わりました。子猫は非常にお腹を空かせていたため、ミルクを一心不乱に飲み始めました。
『エッグノッグ』と名付けられた子猫は、お腹がいっぱいになると暖かくて快適な空間でくつろぎ始めました。その後、エッグノッグは全身を綺麗にしてもらい、厄介なノミから完全に解放されました。さらに適切な治療によって、確実に身体を回復させていきました。
エッグノッグは上気道感染症を完治させ、楽に呼吸ができるようになりました。エッグノッグは食事のたびに勢いよくミルクを飲んで、毎回一滴もミルクを無駄にすることはありませんでした。そんな旺盛な食欲のおかげでエッグノッグのお腹はふっくらとし、全身にエネルギーが満ちていきました。
エミリーさんの元で2週間過ごしたエッグノッグは、離乳食が食べられるようになり、日に日に体重を増やしていきました。でもとってもミルク好きだったエッグノッグは、食事が完全に離乳食に移行した後も、オヤツとしてミルクを飲むことに固執していました。
エッグノッグは愛らしい個性が現れるにつれて、遊び相手を求めるようになりました。そのためエミリーさんが先住猫を紹介すると、すぐに甘え始めました。
エッグノッグは毎回エネルギーが切れるまで全力で遊び回っていました。そしてエミリーさんがオヤツを持って養育部屋に入って来ると、エッグノッグはすぐに気づいて夢中になって手を伸ばしました。
エッグノッグは相変わらず食欲が旺盛で、美味しいオヤツを絶対に逃したくありませんでした。
エッグノッグは迷子の子猫として救出されて以来、これまでに長い道のりを歩んできました。保護された時のエッグノッグは病気を患っていて全身がひどく荒れていましたが、常に生きたいという強い意志を示し、自分の人生を決して諦めませんでした。
「エッグノッグは非常に飢えていて、衰弱していて、ノミに覆われていましたが、全くの別猫へと生まれ変わりました。今の彼はお腹がふっくらとしていて、健康的で、毎日を元気いっぱいに過ごしています」とエミリーさんが話してくれました。
現在、エッグノッグは猫の友達と一緒に過ごしていて、人間のことを観察したり、様々なイタズラをしたりしながら毎日を心から楽しんでいます。エッグノッグは常に幸せを感じていて、安全な家の中ですくすくと成長を続けているのです。
出典:emiliexfosters/lovemeow