ある日、幼い茶トラの子猫が養育ボランティアのジェシーさんの家にやって来ました。「子猫はまだ生後2週間ほどでした。彼は母猫によって裏庭に取り残されてしまったようでした」とジェシーさんが言いました。
『デリ』と名づけられた子猫は、最初からヤンチャで元気いっぱいでした。デリはまだ小さな身体をしていましたが、恐れ知らずで、何にでも臆することなく向かっていきました。
「デリは常に自信たっぷりでした。彼は哺乳瓶から上手にミルクを飲んで、可愛い声で話しかけてきて、私と一緒に元気に遊んで、いつも抱っこを楽しんでいました。」
デリは毎回たくさんのミルクでお腹を膨らませて、飛躍的に成長していきました。ジェシーさんはそんなデリのために広々としたキャットハウスを設置しましたが、デリは人間の膝や肩の上で過ごすことが好きでした。
デリはミルクを卒業する時期を迎えると、すぐに離乳食を食べ始めました。ジェシーさんはデリがまだミルクを欲しがるかもしれないと思い、哺乳瓶にミルクを用意していましたが、デリは離乳食を食べ始めた時からミルクを飲まなくなりました。どうやらデリは一瞬で離乳食のとりこになってしまったようです。
「デリはとても社交的な性格で、どこに行っても家のボスとして快適に暮らしていけるだろうと確信しています。彼は何も心配しておらず、いつも楽しそうにしています。」
デリが足の使い方を覚えると、無限のエネルギーを解き放ち、部屋中を走り回ったり、興味津々で至るところを探索するようになりました。「デリは本当に元気で、いつも活発に動き回っていて、夢中になって高いところにジャンプしています。また彼は子供達と遊ぶのも大好きです。」
そしてデリが十分に大きくなると、飼い猫の『ウィドル』に会いました。デリは最初少し驚いた様子を見せましたが、すぐに好奇心の塊になって、自らウィドルに向かっていきました。
また冒険好きのデリはある日、綺麗になった洗濯物の山を見つけました。デリはそれが理想的なベッドだと感じたようで、ジェシーさんが少し目を離した隙に、洗濯物の上で幸せそうに眠っていたそうです。
デリは家の様々な場所で遊んで、いつもジェシーさんや家族に可愛いイタズラを仕掛けてきました。またデリは家族が何をしているのかがとっても気になるようで、キッチンや寝室などで家族の姿をじっと見つめながら、溢れる好奇心を満たしているそうです♪
デリはみんなに愛されていることを知っていて、一日中嬉しそうに喉を鳴らし続けているのです。
デリはとっても健康で、幸せで、無邪気な子猫に成長しました。デリはもうすぐ里子に出る準備を整えますが、生涯の家に引っ越してからも元気いっぱいに過ごしていくことでしょう。
「デリは本当に甘くて面白い男の子です。彼は新しい家族の元にも、たくさんの癒しと笑いを届け続けることでしょう」とジェシーさんが嬉しそうに話してくれました。
こうして裏庭に取り残されていたデリは、優しい人達のおかげで幸せな室内生活を始めることができました。デリはその愛らしい姿で出会った全ての人の心を溶かしながら、すくすくと成長を続けているのです(*´ω`*)
出典:trashcanjonesfosters/lovemeow