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送るある日、猫の養育ボランティアをしているカラ・ヤンシーさんが、自宅の庭で1匹の猫の姿を見つけました。猫は非常に臆病で、カラさんが家から出るとすぐに遠くの方へと逃げて行ってしまいました。カラさんは猫のことが気になったため、庭のポーチにご飯を置いておくことにしました。
翌日、猫は再び姿を現し、そのまま庭に留まることを決めました。「それから数週間で猫は私達に向かって鳴くようになり、私達が近づくことを許してくれるようになりました。私は最初、彼女がたくさんのご飯を食べるのは空腹のためだと思っていましたが、他にも理由があることに気づき始めました」とカラさんが言いました。
「しばらくすると猫は私の目の前まで来て、身体を触らせてくれました。私は彼女のお腹をそばで見て、彼女が妊娠していることを確信しました。どうやら彼女は初めて庭に現れた日から妊娠していたようです。」
カラさんは地元のSNSに猫についての投稿をしたり、近所の人達に猫のことを聞いて回りましたが、猫の飼い主だと言う人は現れませんでした。カラさんは猫が出産のために助けを必要としていて、自分が助けなければならないことを知っていました。
カラさんは養育ボランティアをしている保護施設に猫のことを伝えました。すると施設のスタッフ達は、必要な支援を提供してくれることを約束してくれたのです。
カラさんは家族にも協力してもらいながら、猫を路上から救い出すために動き始めました。
「猫は家の中に少しだけ入りますが、すぐにパニックになって外に飛び出していきます。彼女は外での生活を望んでいたため、私達は庭のポーチに寒さをしのげるテントを張りました。」
「それからも世話を続けていると、猫の様子は少しずつ変わっていきました。そして、冷たい雨の日に彼女の様子を見に行くと、彼女は自ら家の中へと入ってきました。」
家族は猫に『ミリー』と名づけました。ミリーは今までの反応とは明らかに違い、家の中でもパニックにならず、非常に落ち着いていました。
「ミリーはリビングに入ってきて、身体を撫でて欲しそうに近づいてきました。そしてキャットタワーに登って、爪研ぎも使い始めました。」
「ミリーが室内生活に慣れると、とても甘い猫へと変身しました。どうやら彼女は家の中が安全で安心できる場所だと理解したようです。彼女はたくさん休んで、たくさん食べて、出産の準備に多くの時間を費やしました。」
そしてミリーが出産する3日前のこと、ミリーは大きな声で鳴き始めて、家具の下に身を隠しました。その様子を見た家族は出産が近いことを悟りました。
家族はミリーのためにダンボール箱でベッドを作り、近くにオモチャやトイレ、食器などを持ってきました。そしてついにミリーが出産に入ると、カラさんはずっとそばに付き添って、無事に出産が終わるまで見守り続けたのです。
ミリーが家の中で暮らし始めてから11日後、ミリーはついに美しくて健康的な5匹の子猫を出産しました。
「ミリーは4匹の男の子と1匹の女の子を産みました。私達は子猫達にハリー、ウィリアム、ルイ、ジョージ、そしてシャーロットと名づけました。」
ミリーは出産以来、子猫達の世話に全ての力を注いでいます。ミリーは子猫達にしっかりとミルクを飲ませて、丁寧な毛づくろいで子猫達の身体を常に綺麗な状態に保っているそうです。
「ミリーはとても気配りのできるお母さんです。子猫達は彼女にしっかりと世話をされながら順調に育っています。この先、子猫達が離乳して十分に成長したら、保護施設を通して里親探しが始まります。」
「ミリーも子育てを終えたら新しい家へと旅立つことになります。きっとミリーを迎える家族の元には、たくさんの幸せが舞い込んでくることでしょう」とカラさんが話してくれました。
こうして出産場所を探していたミリーは、優しいカラさんに出会い、無事に子猫達を出産することができました。人間との暮らしを完全に受け入れたミリーは、これからもずっと安全な家の中で幸せな毎日を送っていくことでしょう(*´ω｀*)
出典：azkittenfostermama／lovemeow
