人生に、もふもふを。

生まれた時からの病気で身体が小さいままの子猫。でも他の猫達と同じように、ひとりで何でもできることを証明する!

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ある日、4週齢の5匹の子猫達が野外で発見されて、保護施設『ミニ・キャット・タウン』に運ばれてきました。子猫達は養育主さんの助けを必要としていたため、養育ボランティアのソニアさんが自宅に連れて帰りました。

ソニアさんが養育を始めた子猫達の中に、『ティナ』という名前のキジ白の子猫がいました。ティナは兄弟の中で一番小さな身体をしていましたが、この時はまだ気にするほどの小ささではありませんでした。

しかし、子猫達が成長するにつれて、ソニアさんはティナが他の兄弟と違うことに気づき始めました。

子猫の兄妹出典:sdwinter

「ティナが初めて私の家に来た日はたくさんの冒険がありました。最初は少し内気だった彼女ですが、すぐに好奇心が溢れ出して、膝の上に数分座ると甘い子猫へと変身しました」とソニアさんが言いました。

それから2週間、ティナ以外の4匹の子猫(マービン、アレサ、ダイアナ、ニーナ)は順調に成長していきましたが、ティナだけはほとんど成長しませんでした。

「この頃になると、ティナは他の兄弟と大きく違って見えるようになりました。彼女は頭が兄弟よりも横に長く、全身の骨が明らかに短く見えました」と保護施設のトーア・ブイさんが言いました。

しかし、ティナは小さな身体にもかかわらず、他の兄弟と同じように全てのことが出来ると主張してきました。ティナはオモチャで遊び、兄弟と格闘し、昼寝の時はみんなに寄り添いながら眠りにつきました。

身体の大きさが違う子猫の兄弟出典:sdwinter

「ティナはとっても甘い性格で、みんなと一緒にいる時間を楽しんでいます。彼女が一番好きなことは、近くにいる人や猫に寄り添うことです。」

その後、ティナの兄弟はティナの2倍の大きさになりました。そのため兄弟がティナに寄り添うと、ティナが包まれているように見えました。

抱っこされる子猫出典:sdwinter

ティナは動物病院で身体を隅々まで調べてもらい、正式に診断書を受け取りました。「ティナは骨軟骨異形成という疾患が原因で、ドワーフィズム(小猫症)を発症していることが分かりました。彼女のような状態になるのは非常に稀なことです。」

ティナの身体は小さいですが、その小ささを大きな個性が補っています。

「ティナはとても好奇心が旺盛で、常に周りにいる人や猫達が何をしているかを知りたがっています。彼女はボールやネズミのオモチャで遊ぶのが好きで、いつもオモチャを器用に捕まえています」とソニアさんが言いました。

またティナが追いかけっこをしている時は、身体の大きな兄弟に追いつくために全力で駆け回っているそうです。

「ティナは最近、以前よりも高いところに登れるようになり、飛び跳ねるのが上手くなりました。彼女はいつも新しい世界を見つけるために探索に出かけ、理想的な膝を見つけると何時間もその上で過ごします。」

ソニアさんは高い場所が好きなティナのために室内に階段を作って、さらに高いところまで登れるようにしました。

そんな冒険好きのティナですが、やっぱり一番好きなのは人間のハグで、いつも遊び疲れるとソニアさんのところに戻ってくるそうです。

「今のティナはとても健康に過ごしていますが、今後何かの障がいが出る可能性があります。そんな彼女のために私達は、生涯にわたって特別なケアをしてくれる家族を見つけようと思っています」とトーアさんが話してくれました。

ティナは現在、最高のケアを受けながら、日々進歩し続けています。ティナはいつも好奇心に溢れていて、常に膝の上で丸くなるチャンスをうかがいながら、幸せな毎日を送っているのです(*´ω`*)
出典:sdwinterlovemeow

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