人生に、もふもふを。

非常に衰弱した状態で保護された子猫。強い意思と優しい人達の愛情で瀕死の状態から蘇り、兄弟と一緒に幸せいっぱいに♪

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ある日、養育ボランティアのキャロライン・グレイスさんの元に、地元の保護施設に運ばれてきた8匹の子猫達についての連絡が入りました。子猫達は非常に衰弱していて、多くの健康問題と戦っていました。

「保護施設から運ばれてきたダンボール製のキャリーを開けた瞬間、私は強いショックを受けました。子猫達はほとんど動かずに横になっていて、特に2匹の子猫『ルビー』と『エミー』は息をするのも辛そうでした」とキャロラインさんが言いました。

キャロラインさんはすぐに子猫達の救急救命を始めて、子猫達を保育器の中に入れて体温を安定させました。

低血糖と戦っていた子猫達のために、キャロラインさんは点滴やブドウ糖補給などを行いました。子猫達は全員が猫カリシウイルス感染症(上気道疾患や口の周りの潰瘍などを引き起こす病気)や他の感染症を患っていました。子猫達の中で一番身体が小さかったルビーは、最も重たい症状に苦しんでいました。

ルビーは生後2週でしたが、新生児の大きさしかありませんでした。ルビーは呼吸困難と口の周りの痛みに苦しんでいて、チューブによる栄養補給を必要としていました。

ルビーの兄弟のほとんどは集中治療と投薬で1週間後には回復しましたが、ルビーが完全に回復するまでにはまだまだ多くの時間が必要でした。そんな状況だったにもかかわらず、ルビーはその小さな身体で病気と戦い続け、兄弟達の大きさに追いつくことを決心していました。

「ルビーは非常に小さく、虚弱体質でしたが、生きたいという強い意志を持っていることは明らかでした。彼女は必死にご飯を食べて、少しずつ口の痛みと足の怪我を治していきました。」

その後、ルビーが体重を増やし始めると、本来の性格が現れ始めました。

「私はルビーにご飯を食べさせたり傷口を治療した後は、必ず彼女のことを抱きしめました。すると彼女は包帯を巻いた手で私をこねながら、喉を鳴らし始めました。」

兄弟が次々と保育器を卒業していく中、身体の小さなルビーとエミーだけは保育器に残って治療を続けました。「ルビーには様々な治療が必要でしたが、彼女は毎回不満を言わず、私達の言うことを素直に聞いてくれました。」

そして1週間後、ルビーとエミーはついに兄弟達のいるベビーサークルの中で過ごし始めました。ルビーはすぐに身の回りの探索をするようになり、オモチャを見つけると楽しそうに遊ぶようになりました。「ルビーはとっても勇敢で、いつも自信を持って行動しています。」

「ルビーとエミーがお互いに特別な絆を結んでいることは明らかでした。ふたりは全てのことを一緒になって行います。」

「エミーはヤンチャで遊ぶことが大好きな子猫になり、ルビーは寄り添うことが大好きな甘えん坊な子猫になりました。」

ふたりはお互いのことが自分にとってどれだけ必要かを知っていて、いつもお互いのことを気に掛けていました。その様子をずっと近くで見てきたキャロラインさんは、ふたりが同じ里親さんの家に行かなければならないことを知っていました。

「幸いなことに、ふたりはとっても愛情深いキャシーさんに出会いました。キャシーさんはふたりに一瞬で恋をして、ふたりを家族に迎えることを決めました。ふたりはもうすぐ生涯の家へと旅立って行きます。」

「ルビーや兄弟が回復することができたのは本当に奇跡的なことで、子猫達の治療は私が今までに経験した中で一番困難なものでした。私は子猫達を無事に生涯の家に送り出せることに心から幸せを感じています」とキャロラインさんが嬉しそうに話してくれました。

こうしてルビーと兄弟は無事に幸せな生活を送ることができるようになりました。子猫達はこれからもそれぞれの家でたくさんの愛情を感じながら、幸せいっぱいの毎日を送っていくことでしょう。
出典:babykittenrescuelovemeow

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