人生に、もふもふを。

茂みの中に取り残され、お互いのことを温め合っていた子猫達。保護先の暖かい家に安心すると、幸せそうに寄り添い続ける

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ある寒い日のこと、カナダのモントリオールに住むカティアさんが、家の庭から聞こえてくる鳴き声に気づきました。カティアさんがすぐに鳴き声の調査に向かうと、茂みの中に母猫の帰りを待つ2匹の子猫の姿を発見しました。子猫達はまだ3週齢ほどで、お互いの身体を温めるためにしっかりと寄り添い合っていました。

カティアさんは母猫が戻って来るのを何時間も待ちましたが、結局母猫が姿を現わすことはありませんでした。外の気温は子猫達にとってあまりにも寒かったため、カティアさんは子猫達を保護すると、地元の保護施設へと連れて行きました。

「子猫達はとても痩せ細っていて、脱水状態に陥っていました。また、黒猫の方は兄弟の半分ほどの体重しかなく、寒さで小刻みに震えていました」と保護施設のセリーヌ・クロムさんが言いました。

スタッフ達がミルクを用意すると、子猫達は驚くほどの勢いで飲み始めました。そしてお腹をいっぱいに満たした子猫達は、そのまま眠りについたのです。

その後、経験豊富な養育ボランティアのエリカさんが、子猫達の養育を引き受けました。子猫達はエリカさんの献身的な看護で、確実に大きくなっていきました。

そして保護から2週間後。子猫達は随分と体重を増やし、力強くなりました。またエネルギーが戻ったおかげで、とってもヤンチャな姿を見せてくれるようになりました。

「子猫達は5週齢でウェットフードに移行することができました。また、子猫達は感染症の治療を受けて、健康な状態に戻りました。」

こちらはエリカさんに抱っこされる子猫達の姿です。

とっても仲良しな子猫達は、お互いに切り離すことのできない存在です。

灰色のお兄さんはとても好奇心が旺盛で、目の前で動くものを追いかけるのが大好きです。そして身体の小さな妹は、お兄さんの近くにいるととても安心するようです。

「子猫達はお互いに愛情を注ぎ合っていて、いつも一緒に寝て、一緒に歩き回ります。ふたりはとても優しくて、甘くて、愛情深い子猫達です。」

エリカさんはそんな子猫達に『トーシャ』、『ユーリ』と名づけました。

生後10週目になると、子猫達はさらにフワフワになりました!

子猫達が里子に行けるくらいに成長した時、エリカさんは愛らしい子猫達を手放すことができなくなっていました。そのためエリカさんは子猫達を家族に迎え入れて、ずっと一緒に暮らしていくことに決めたそうです♪

こうして茂みの中で見つかった子猫達は、優しいカティアさんに保護されて、養育主のエリカさんの家族になりました。フワフワでとっても可愛い子猫達は、これからもお互いに愛情を注ぎ合いながら、幸せに満ちた楽しい毎日を送っていくことでしょう(*´ω`*)
出典:Rescuechatonsmontreallovemeow

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