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心臓病で命の危機に瀕していた子猫。低い生存率にもかかわらず全ての可能性に挑み続け、奇跡の回復を遂げる

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今年の2月11日、子猫の『マートル』は4匹の兄弟と共に、保護されたばかりの母猫から生まれました。その後、保護施設『ワン・キャット・アット・ア・タイム』の副代表をしているメギーさんは、マートルが体重を増やすことができないことに気づきました。

「マートルは生まれた日から食べることに苦労していました。彼女の身体はとても弱く、母猫のミルクを飲もうとしても兄弟に押しのけられていました。そこで私達は彼女にミルクを飲ませ始めました」とメギーさんが言いました。

「マートルは多くの問題を抱えていて、哺乳瓶を使うことができなかったため、シリンジで栄養を与え続けました。」

病気の子猫出典:one at at a time rescue

そして2〜3週間が過ぎた頃、メギーさんはマートンが動き回っている時に、ほとんど足を使っていないことに気づきました。「私達はいつもマートンの体調が優れないことを心配していました。でも彼女はそんな状態にもかかわらず、毎日を一生懸命に生きていました。」

成長が遅いマートルは、目が開くのも兄弟の中で一番遅く、非常に小さな身体をしていました。

そんなマートルが動物病院で診察を受けると、重大な心雑音があることが判明しました。そしてマートルの病気を治すためには、心臓専門医の力を借りる必要があることが分かったのです。

「精密検査の結果、マートルは動脈管開存症(どうみゃくかんかいぞんしょう)だと分かりました。これは肺動脈と大動脈の間にある血管が出生後に自然閉鎖しなかったことを意味します。」

「これは非常に稀な先天性欠損症です。マートンを診察した心臓専門医は、まだ彼が生きていることが奇跡だと言いました。」

「マートルが長い人生を送るための最善の方法は、非常に専門的な心臓の手術を受けることでした。私達は彼女の命をつなぐために、手術を行うことを決めました。」

一方のマートルは常に一生懸命に生きていて、いつも兄弟や他の猫達に追いつこうと頑張っていました。

そして6月10日、生後4ヶ月を迎えたマートルは手術を受けました。この時の体重は僅か725gしかありませんでした。

小さな子猫の手術はとても大変で、合併症で亡くなる確率が非常に高い中、マートルは戦い続けました。「3時間後、マートルの手術は終了し、酸素で満たされた保育器の中に入りました。そしてしばらくの間、彼女は病院の集中治療室で過ごすことになりました。」

「それから数日後、私はマートルを家に連れて帰ることができました。幸いなことに彼女は峠を越えることができました。」

「私達はマートルの命をつなぐために一生懸命に看護を続けました。私達は最初から彼女が非常に強い意志を持っていて、決して病気に負けないことを知っていたように思います」とメギーさんが話してくれました。

マートルは現在生後9ヶ月ですが、身体のサイズは生後6ヶ月ほどの大きさです。でも今のマートルはエネルギーに満ち溢れていて、いつも幸せそうに過ごしているのです。

マートルは生まれてからずっと多く戦いに挑み続け、その全てに打ち勝ってきました。現在、マートルの心臓は正常に動いていて、投薬も終わらせることができたそうです。

こうして心臓病を患っていたマートルは、みんなの助けを借りながら無事に回復することができました。マートルが命をつなぐことができたのは本当に奇跡的なことで、メギーさんは元気そうなマートルの姿を見ながら、いつも幸せな気持ちに包まれているそうです。
出典:one cat at a time rescuelovemeow

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