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病気で成長できずにいた子猫を8ヶ月間世話し続けた女性。子猫を手放すことができなくて家族の一員として迎えることに!

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ある日、特別なケアを必要としていた迷子の子猫が保護施設『セントラル・フロリダ・フォスター・キトゥン』にやって来ました。子猫は約9週齢でしたが、2.5〜3週齢ほどの大きさしかありませんでした。子猫はその後、養育ボランティアのダニーさんの家で育てられることになりました。

「子猫は生れた時からシッポが欠けていて、2倍の大きさの耳を持っていました。彼は兄弟の大きさの1/4しかありませんでした」とダニーさんが言いました。

『セブ』と名づけられた子猫は成長がとても遅く、健康問題を抱えていました。セブは最初の2週間、食べ物から栄養を吸収することができなかったため、正常に成長することができませんでした。

ダニーさんはセブにサプリメントと薬を与えながら、セブに合う食べ物を探し続けました。「セブには多くの未知の部分があり、最初の頃は彼を健康な状態に戻して、成長させることができるか分かりませんでした。」

動物病院で何度も検査を行った結果、セブの健康問題は深刻な胃腸感染症から来ていることが分かりました。「セブの小さな身体には常に負荷がかかり過ぎていて、食べ物から栄養を吸収することができなくなっていました。」

そんな状態にもかかわらず、セブは毎日を精一杯生き続けていました。

様々な薬物療法、サプリメント、食べ物の調整などをチームで行った結果、36日後にはセブの体重が1ポンド(約453g)に辿り着くことができました。

その間にセブはダニーさんの家で暮らしている猫や治療中に出会った全ての人達の心をとりこにしました。ダニーさんの家で暮らす茶トラの『レイ』は普段はあまり子猫と接したりしませんが、セブにだけは違う反応を示したそうです。

たとえセブが昼寝のためにレイに寄り添っても、レイが気にすることはありませんでした。「私はその様子を見て、心が一瞬で溶けました。」

その後、超音波検査でセブの胃腸の問題の原因を特定することができました。セブの吸収不良は慢性的な炎症が原因でした。ダニーさん達はセブの治癒を助けるために、さらに様々な食べ物を試して、ついに最適なものを見つけることができたのです。

それ以降、セブの体重は確実に増え始め、全身の毛にツヤが出て、エネルギーが満ちてきました。「セブは順調に回復し始め、2ヶ月ほどで随分と成長することができました。私は彼が他の子猫と同じように成長していく姿に、大きな幸せを感じました。」

生後5ヶ月になったセブは、体重が1.5kgを超えました。

セブは飛躍的に成長を続けましたが、心の中は幼い時から全く変わっていません。セブはいつも小さな影のようにダニーさんの後を追いかけて、幸せそうにダニーさんにしがみついているそうです。

「私はセブと半年以上一緒に過ごしてきました。彼の状態は不安定でジェットコースターのように多くの起伏がありましたが、その全てを乗り越えてきました。彼は小さくて衰弱していた子猫から、大きな耳の滑らかな毛並みの猫へと成長しました。」

セブは毎日ダニーさんの仕事を『助けて』います。セブはパソコンのキーボードの上に乗ったり、膝の上を温めたり、猫の手を貸すためにダニーさんの腕の中で幸せそうに過ごしているそうです。

保護から8ヶ月が経つと、セブは完全に病気を治し、若くて美しい猫へと成長しました。

そして、ついにセブが里子に出られるようになった時、ダニーさんは既にセブが生涯の家を見つけていることに気づいていました。

「この小さくでシッポのない少年は、養育期間の間に私の心の奥深くまで入り込みました。彼は私のことをたくさん泣かせ、多くの笑いを届けてくれました。」

「私はこれまでに何度も、自分にセブを救う力があるのかを疑問に思ったことがありました。でも、彼と一緒に戦うことで何度も何度も目の前に道が開けました。」

「私はセブが里子に出られるようになった時、彼に『さよなら』と言うことができないことを知っていました。彼は私の心をたくさんの喜びで満たし、諦めないことが必ず何かにつながることを教えてくれました。」

こうして小さな身体で保護されたセブは、ダニーさん達のおかげで大きく成長することができました。これからもセブは大好きなダニーさんに寄り添いながら、いつまでも幸せいっぱいの毎日を送っていくことでしょう(*´ω`*)
出典:centralflfosterslovemeow

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