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厳しい寒さの中、ガラス戸を引っ掻いて中に入れてとお願いしてきた猫。路上での生活に別れを告げ、温かい生活を始める

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昨年の2月の厳しい寒さの日のこと、カナダのケベック州に住むジャエルさんの家の庭に、1匹の猫が姿を現しました。猫はガラス戸を引っ掻いて、中に入れて欲しいと必死にお願いしてきました。

保護施設『ワン・キャット・アット・ア・タイム』でボランティアをしていたジャエルさんは、すぐに猫のためにドアを開きました。猫は全身がボロボロの状態で、身体が冷たくなっていて、お腹を空かせ、病気を患っていました。ジャエルさんは保護施設のマリー・シマーさんに連絡をして、助けを求めました。

「私達は母親のいない子猫達を専門にしていますが、ガラス戸の向こうで助けを求めていた猫をそのままにしておくことはできませんでした」とマリーさんが言いました。

「私達は猫の飼い主さんを見つけようとしましたが、マイクロチップはありませんでした。彼は約6〜7歳で去勢手術を受けておらず、彼のことを探している人はいませんでした。」

動物病院へと運ばれた猫は、多くの健康上の問題で数日間入院しなければなりませんでした。猫の身体にはたくさんのノミがいて、戦いの傷があり、全身の毛が非常に汚れていました。また猫はFIV(猫免疫不全ウィルス)の検査で陽性と判明し、お腹の中には虫がいて、歯に多くの問題を抱えていて、上気道感染症を患っていました。

そんな状態にもかかわらず、猫は世話をしてもらえることにとても感謝していました。猫は非常に弱っていましたが、獣医チームによる治療の間中ずっと、満足そうな姿を見せてくれていたそうです。

猫は全身の絡まった毛を全て刈られ、適切な薬を服用した後、ついに快方へと向かい始めました。

猫は映画『ナルニア国物語』に出てくるライオンから名前をとって『アスラン』と名づけられました。あの日、アスランがどうやってジャエルさんの家に辿り着いたのかは分かりませんが、アスランは新たな人生を歩むための最適な家を選び、安全な暮らしをスタートさせることができたのです。

その後、アスランが退院すると、ジャエルさんが預かることを申し出て、回復のための治療を続けました。「アスランはとても親切で愛情深い猫です。彼はいつも感謝の気持ちを伝えるかのように喉を鳴らし、家の中で暮らせることに喜びを感じています。」

アスランは美味しいご飯と暖かいベッドにとても興奮しました。アスランは毎回心ゆくまでご飯を食べて、今までの分を取り戻すかのようにぐっすりと眠り続けました。

「アスランは人間や他の猫のことを愛していて、いつもハグを求めてきます。もしかすると彼は以前、どこかの家で世話をされていたのかもしれません。」

アスランは回復している間に『クレオ』という名前の先住猫と仲良くなりました。クレオはアスランが歯と目の手術を行った後もずっと寄り添い続け、いつも優しく毛づくろいをしてあげていました。

ふたりは日に日に絆を深め、いつも寄り添いながら多くの時間を一緒に過ごしていました。

猫を多頭飼いしていたジャエルさんは、これ以上猫を家族に迎えるつもりはありませんでした。しかし、クレオとアスランがお互いのことをどれだけ必要としているかを知ったため、アスランを正式に家族の一員として迎えることにしたのです。

もしかするとアスランは初めてジャエルの家に来た日から、ここが自分の生きていく場所だと知っていたのかもしれません。

さらに数ヶ月でアスランは完全に回復し、健康な状態を取り戻しました。アスランは毎日、たくさんの先住猫達に囲まれながら、幸せな時間を過ごしているそうです。

現在、8歳になったアスランは、ずっと夢見ていた生活を送っています。アスランはもうご飯や避難場所のために戦ったり、厳しい寒さに耐える必要はありません。アスランの周りにはいつも優しい家族がいて、みんなからたくさんの愛情を受け取っているのです。

こうして家の外で助けを求めていたアスランは、ジャエルさん達のおかげで幸せな生活を手に入れることができました。アスランは現在、何不自由ない王様のような生活を送っていて、いつも家族を抱きしめながら、最高に幸せな日々を送っているのです。
出典:unchatalafoislovemeow

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