ある日、シンガポールに住むマスズ・マスリさんが高速道路を運転していると、道路脇に1匹の猫の姿を発見しました。
「私は息子と一緒にダンガベイ(マレーシアの遊園地)に向かっていました。そして、高速道路を走行していると、中央分離帯のところで動けなくなっている猫の姿を見つけました。私はすぐに猫を保護すると、急いで動物病院へと引き返しました」とマスリさんが言いました。
マスリさんは保護猫のFacebookページ『キティー・コネクション・コミュニティ』の管理者でした。そのため猫を保護した後にどうすればよいかを正確に知っていたのです。
出典:Kitty Konnexion Community
恐怖と痛みで固まっていた猫は、車の中に入るとすぐにシートの下に隠れました。マスリさんは息子と一緒に動物病院へと向かい、獣医さんの治療を受けさせたのです。
その後、マスリさん達は猫に『ダンガベイ』と名づけました。
約1歳のダンガベイは右後ろ足に骨折があり、足と胸に傷が見つかりましたが、獣医さんの治療のおかげで回復へと向かい始めました。
出典:Kitty Konnexion Community
ダンガベイは助けてもらえたことが嬉しかったようで、動物病院に着くとすぐにマスリさんの膝の上に座って、幸せそうに喉を鳴らし始めたそうです。
出典:Kitty Konnexion Community
その後、しばらくの間マスリさんの家で治療を続けたダンガベイは、健康な状態に戻ると、新しい里親さんの元へと旅立っていったそうです。
出典:Kitty Konnexion Community
こうして高速道路で動けなくなっていたダンガベイは、マスリさんのおかげで無事に命をつなぐことができました。すぐそばを車が走り抜ける中、どうすることもできなかったダンガベイは、どれほど恐ろしかったことでしょう。マスリさんの優しい行動に胸が熱くなりますね。
出典:Kitty Konnexion Community/lovemeow