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馬小屋にいるところを発見された子猫。手を差し伸べてくれた女性のおかげで命をつなぎ、人間が大好きな子猫へと成長する

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ある日、アリゾナ州に住むジャミさんが、馬小屋の中で幼い子猫達を発見しました。その後、ジャミさんは母猫の姿を見つけましたが、残念ながら母猫は子育てに興味が無いようでした。そのため1匹の子猫以外は全て命を落としてしまったのです。残された子猫は助けを求めて鳴き続けていました。

まだ幼い子猫には24時間の世話が必要なことを知っていたジャミさんは、すぐに地元の保護施設『ジンズ・ボトル・ベビーズ』に助けを求めました。

「ジャミさんは子猫の命をつなぐために私達のところに連絡をしてきました。そして車を1時間走らせて、私達のところに子猫を連れてきました」と養育ボランティアのメリッサさんが言いました。

子猫は施設のスタッフ達によって『デミ』と名づけられました。

デミがメリッサさんの家に来た時の年齢は約6〜7日齢でした。デミはとても空腹だったため、到着してすぐにミルクを飲み始めました。そしてお腹をいっぱいに満たすと、ぬいぐるみの友達に寄り添いながら眠り始めました。

「養育初日は思っていた以上に上手くいきました。デミはスイッチを押すと低い音が出る紫色のぬいぐるみがとても気に入ったようでした。」

それから僅か2日でデミは随分と体重を増やし、力強くなりました。デミの小さな身体には次第にエネルギー戻ってきて、元気の無かった目も明るく澄んだ瞳になりました。

デミはずっとメリッサさんに寄り添っていたかったようで、可能な限り一緒にいることを要求してきたそうです。

「デミは猫好きの人にとって夢のような性格です。彼女はいつも人間と一緒にいたいと思っています。」

その後、部屋の中を歩き回れるようになったデミは、メリッサさんのクローゼットに登って、洋服に包まれながらまったりと過ごすようになりました。

またデミは自分のベッドが手の届くところにあるにもかかわらず、人間用のベッドに登って、メリッサさんと一緒に眠るのが好きでした。デミは人間と一緒の時間に喜びを感じていて、いつもメリッサさんの注意を引くために目の前に現れるそうです。

さらにデミが空いた膝を見つけると、一直線に登ってきて膝の上で遊び始めます。そして遊び疲れて眠たくなると、メリッサさんに抱っこを要求してきて、腕の中で幸せそうに眠りにつくのです。

「デミは本当に人間と一緒にいるのが大好きです。彼女はとってもお話し好きで、いつも可愛い声で話しかけてきます。」

デミは平均的なサイズよりも小さな身体をしていますが、食欲はとても旺盛で、毎日たくさんのご飯を食べて確実に成長しています。

またデミはすっかり自分の名前を覚えたようで、メリッサさんが名前を呼ぶとすぐに走り寄ってくるそうです。

デミは毎日、家のいたるところでメリッサさんの後を追いかけます。デミはいつも元気いっぱいで、身体を撫でられると大きな音で喉を鳴らし始めるそうです。

デミの人生の始まりはとても辛いものでしたが、ジャミさんやメリッサさんのおかげで元気を取り戻し、好奇心旺盛な子猫へと成長しました。デミはこれからもたくさんの愛情を受け取りながら成長し、生涯の家に行ってからも幸せな毎日を送っていくことでしょう。
出典:az_felinefosterslovemeow

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