今から11年ほど前、ジベルニー・フォーブスさんはニュージーランドにある保護施設で猫の『ベラ』と出会いました。ベラに特別なものを感じて家族に迎えたフォーブスさんでしたが、この時はまさかベラがウサギと恋に落ちるとは、全く思っていませんでした。
「ベラは私が今まで会ってきた中で一番親しみやすい猫でした。彼女は引き取った日から、とてもフレンドリーに接してくれたのです」とフォーブスさんは言います。
ベラは人間だけではなく、犬や他の猫達ともすぐに仲良くなりました。そのため10年後にフォーブスさんが幼いウサギを持ち帰った時に、ベラがとても優しく接してくれたことは驚くことではありませんでした。
ウサギの名前は『ポピー』。家に来た頃のポピーはとても小さかったため、フォーブスさんはベラが傷つけてしまわないか少し心配でした。でも、そんな心配をする必要がないことをすぐに理解しました。
「ベラはポピーと出会ってすぐに、ポピーの世話を始めました。ポピーは最初、何が起こったのか分からなくて、ビックリしていたようでした。」
ポピーがベラを信頼するのに時間はかかりませんでした。
「ふたりはまるで姉妹のようです。毎日ポピーはベラに毛づくろいを要求します。ベラの毛づくろいは、ポピーのお気に入りの一つのようです。」
フォーブスさんによると、ベラはポピーの毛づくろいを1日に20回ほどするそうです。
ポピーがベラにかまってもらいたい時は、いつも自分の方から積極的に近づいて行きます。
そして、ベラに毛づくろいされると、とっても幸せそうな表情になるのです♪
そんな仲良しなベラとポピーの朝はハグから始まります。そして食後には、一緒に家の中や庭をブラブラと散歩するそうです。
フォーブスさんは時々、『冒険の日』と称して2匹をビーチなどに連れて行ったりします。
ちなみに『冒険の日』に動物病院に行くこともあるのですが、ベラはそれを冒険だとは思っていないようです( *´艸`)
ベラは獣医さんのことを嫌っています。以前、フォーブスさんが2匹を動物病院へ連れて行った時は、ベラがポピーの下に隠れてしまったそうです。
そんな時はいつも、優しいポピーがベラのことを慰めてあげるそうです。
時々、お互いの要望が通らなくて機嫌を損ねてしまうことがありますが、2匹はすぐに仲直りして、すぐに愛情を注ぎ合うそうです♪
2匹は驚くほどの深い信頼関係で結ばれているのです。
「時々、ベラとポピーの可愛い姿に息が止まることがあります。特に私が好きなのは、ふたりが一緒に眠っている時です♪」とフォーブスさんは嬉しそうに話してくれました。
どうやらベラとポピーはその愛らしい姿で、育ててくれたフォーブスさんにたくさんの恩返しをしているようです(*´ω`*)