今月初め、ジェイソンさんは友達と一緒に釣りに出かけました。湖岸についたジェイソンさんが早速ボートの準備をしていると、小さな子猫が駆け寄ってきたのです。ジェイソンさんは子猫がとてもやせ細っていたため、自分用のサンドイッチを食べさせ、水を飲ませてあげました。
その後、ジェイソンさんに可愛がってもらった子猫は、どこかへ姿を消しました。そのためジェイソンさんはボートの準備を再開し、湖の沖に向かって出発したのです。
ジェイソンさん達が湖の中央に着いてから数分後、さっきの子猫が木の上で鳴いているのを見つけました。その後、ジェイソンさん達が釣りを始めると、水に何かが飛び込む音を聞いたのです。
「ジェイソンは『ビーバー』のようなものが泳いでくるのを見ました。そして、彼はそれが子猫だと気づきました」とジェイソンさんの母親のセレステさんは言いました。
ジェイソンさん達がボートのいかりを引き上げて、救助に向かおうとした時、子猫はすでにボートに着いていました。子猫のスピードがあまりにも速かったため、ジェイソンさん達はとても驚いたそうです。
どうやら子猫はご飯をくれたジェイソンさんのことが大好きになったようで、陸に上がってからもたくさんの感謝の気持ちを伝えてきました。
ジェイソンさんと子猫がスリスリしていると、近くの茂みからもう1匹の子猫が近づいて来ました。ジェイソンさん達は2匹の子猫が友達だとすぐに気づいたそうです。残念ながらジェイソンさん達は食べ物を持っていなかったため、もう1匹の子猫を捕まえると、2匹を連れて自宅へと急ぎました。
ジェイソンさんの家で子猫達に出会ったセレステさんは、可愛い子猫達に一瞬で恋をしました。「子猫達の名前は『ドリー』(黒白猫)と『ウイスキー』です。私達は子猫達を獣医さんのところへ連れて行き、そのまま家族に迎えました。」
「子猫達はたくさんの愛情を欲しがり、たくさんの幸せを届けてくれています。子猫達は毎日、その愛らしい姿で私達の心を温め続けています」とセレステさんは嬉しそうに話してくれました。
こうして湖岸でジェイソンさんにご飯をもらったドリーは、暖かくて安全な家に辿り着くことができました。ドリーの一生懸命な行動が、みんなの心を動かしたのです。すっかり家族の一員になった子猫達は、優しいジェイソンさん達にたくさんの恩返しをしているそうです(*´ω`*)
出典:Celeste Kassler