ある日突然、ニューヨーク州のロングアイランドに住むサンディーさんの飼い猫『ロスコー』が姿を消しました。サンディーさんは、近くの住人にロスコーのことを聞いて回ったり、街の中を探し回りましたが、結局見つけることができなかったのです。もうロスコーに会えないと思ったサンディーさんは、毎日悲しみに暮れていました。
それから2週間後の日曜日。近くに住む住人が排水溝の中から聞こえてくる猫の声に気づきました。 その場に駆けつけたサンディーさんが排水溝に向かって叫ぶと、猫はものすごい勢いで「ニャーニャー!」と返事をしてきたのです。それは間違いなく行方不明になっていたロスコーでした。
住人はすぐに消防士と連絡をとりました。現場に駆けつけた13人の消防士達は、さっそく排水溝のフタを外すと、ロスコーの救助活動を始めたのです。
しばらくの間、消防士達の懸命な救助活動が続きました。
そしてついに、排水溝の中からロスコーが救出されたのです!
どうやらロスコーは側溝を通って、この排水溝の中に入ってしまったようです。
ロスコーが助け出されると、集まっていた住人達が歓声をあげました。そして、助けてくれた消防士達に、感謝の拍手が送られたのです。
ロスコーが助け出された瞬間に、サンディーさんの目から涙が溢れました。
そして、ロスコーを強く抱きしめたまま、その場で泣き続けたのです。その姿に、ふたりを心配していた住人達も一緒に喜び、涙を流しました。
こうしてロスコーは温かい住人や消防士達のおかげで、無事に生還することができました。再びロスコーと暮らし始めたサンディーさんは、いつも助けてくれた人達に感謝しながら、幸せな毎日を送っているそうです。
出典:nypost.com