ある夜のこと、レイチェルさんとボーイフレンドのブレンドンさんが、家の外から聞こえてくる鳴き声に気づきました。雨の降る中、二人が声のする方に向かうと、びしょ濡れになっている小さな子猫の姿を発見しました。
「私達は草むらの中で子猫の姿を見つけました。私が声を掛けると子猫の方から近づいてきて、私の手の中に収まりました。子猫は寒さに震えていたため、抱きかかえて身体を温めました」とレイチェルさんが言いました。
母猫の姿がどこにも見当たらなかったため、二人は子猫を自宅に連れて帰りました。するとブレンドンさんはすぐに子猫に心を奪われて、「この子を家族に迎えたい」とレイチェルさんに伝えました。
その気持ちはレイチェルさんも同じでした。
子猫は栄養失調で低血糖に陥っていたため、動物病院で3日間の入院が必要でした。しかし、そのおかげで子猫は無事に命をつなぐことができたのです。
二人は毎日、仕事が終わると動物病院に通いました。そして、子猫の回復を助けるために看護を続けました。
その後、二人は退院した子猫に『モリー』と名付けました。
「獣医さんが初めてモリーを診察した時、私達に『助かる確率は低い』と伝えてきました。でもモリーは奇跡を起こしました。私達は退院後も自宅で看護を続け、モリーは日に日に強くなっていきました。」
3日間の入院とその後の治療費で、二人は多額の請求書をもらいました。しかし、二人は全く後悔していません。モリーの存在にはそれ以上の価値があるのです。
「私はモリーを救うために1ヶ月分の給料の全てを使いました。私は児童養護施設で働いているのですが、私はいつも子供達や動物達を助けるために全力を尽くしたいと思っています。」
その後も回復を続けたモリーは、毎晩ブレンドンさんの身体の上で眠るようになったそうです。
「私達はモリーのおかげで結婚を決めました。黒白のモリーはいつもタキシードを着ているので、既に結婚式の準備が整っているようです。」
「モリーは私達の人生の始まりを作ってくれました。私は今、最高に幸せです!」
「私達は毎日モリーからたくさんの喜びをもらっています。あの時、モリーを救うことができて本当に良かったといつも感じています」とレイチェルさんが嬉しそうに話してくれました。
こうして衰弱した状態で保護されたモリーは、無事に元気を取り戻すことができました。モリーは現在、驚くほど元気いっぱいで、助けてくれた二人の元にたくさんの笑顔と喜びを届け続けているのです。
これからもモリーは結婚する二人の元で、最高に幸せな日々を送っていくことでしょう(*´ω`*)
出典:Rachael/lovemeow