人生に、もふもふを。

何年も外で過ごした後、親切にしてくれた人達のところに戻ってきた猫。既に路上での生活を終える準備ができていました

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ある日、路上を彷徨っていた『バロン』という名前の猫が、近所の人達の間で噂になっていました。バロンは近所の人達にご飯をもらいながら生活している猫でした。

バロンのことを心配していた近所の人達は、バロンを保護するために何度も捕獲器を設置しましたが、バロンが捕獲器に入ることはありませんでした。

「近所の人達はバロンが突然姿を見せては、数週間後に消えることをいつも気にしていました。彼が消えた後にどこに行っているのかは分かりませんでしたが、近所の人達は彼を目撃するたびに地元のコミュニティーに投稿して、情報を共有していました」と保護施設『シャトン・オルフラン・モントリオール』のスタッフが言いました。

そんな中、この地域の気温が下がってきたため、近所の人達はバロンのことがさらに心配になって、何とかしてバロンを保護しようと心に決めました。

野外で暮らしていた猫出典:comrescuemontreal

「多くの人達がバロンのことを心配していて、みんなでバロンを保護する計画を立てていました。」

そしてさらに気温が下がった時、とてもお腹を空かせたバロンが、いつも世話をしてくれる親切な家族の家に姿を現しました。そんなバロンのそばに捕獲器を設置すると、既に路上での生活に別れを告げる準備ができていたかのように、すぐに捕獲器の中へと入ってきたのです。

「バロンはついに捕獲器に入り、路上での生活を終わらせました。」

バロンは野良猫生活を送る中で、FIV(猫免疫不全ウイルス感染症)を発症していました。バロンは何年も野外で暮らしていましたが、すぐに室内での生活に順応しました。

「もしかするとバロンは以前、どこかの家で暮らしていたのかもしれません。彼はとても優しい性格で、養育主さんの家に到着すると、すぐに養育主さんの気を引き始めました。」

バロンは頭の上に屋根があり、自分の要求にすぐに応えてくれる人達がいる環境にとても満足していました。バロンは抱っこされるのが大好きで、いつもたくさんの愛情を望んでいました。

「バロンはとても甘く、心の中はまだまだ子猫のままです。彼は非常に愛情深く、抱きしめられると幸せそうに喉を鳴らし始めます。またいっぱい撫でてもらいたい時は、仰向けになって無防備なお腹を見せてきます。」

バロンはそれから数ヶ月間、養育主さんの家で過ごしてきました。その間にバロンの全身の毛はフサフサになり、愛らしい個性がさらに表に出てきました。

すっかり甘えん坊になったバロンは家の至るところで養育主さんの後を追って、一緒に過ごす時間を楽しんでいました。養育主さんが仕事部屋にいる時もバロンは仕事のお手伝いをして、監督者として養育主さんの仕事ぶりをチェックしていました。

「私達が料理をしている時もバロンはいつも隣にいます。そして彼はよく私達の足元に寝転がりながら、ハグを要求してきます。彼は常に注目されていたくて、まるで赤ちゃんのように甘えてきます。」

野外で暮らしていた時のバロンはとても辛い生活を送っていましたが、今はとてもリラックスしていて、本来の遊び好きな猫へと戻ることができたのです。

「家にお客さんがやって来ると、バロンはすぐに玄関まで出迎えに行きます。またオモチャを動かすとすぐに反応して、夢中になって飛び跳ねます。さらに彼はお気に入りのオモチャを咥えて運ぶことも好きです。」

「バロンは愛情を与えたり受け取ったりするのが大好きで、まるで子犬のように私達にそばに座ってくれます。そして身体を撫でるとすぐに喉を鳴らし始めます。彼は私達とコミュニケーションを取るのが上手で、今日あったことを私達に話したり、私達と一緒に遊んだり寄り添ったりしながら、幸せそうな姿をたくさん見せてくれます。」

バロンはとても冒険好きで、いつも身の回りで起こっていることに興味津々です。さらに養育主さんがバロンにハーネスをつけて散歩をさせてみると、犬のような性格を持っていることも分かりました。

こうしてバロンは何年も野外を彷徨い歩いた後、路上での生活に別れを告げて、安全な家の中で暮らし始めました。今のバロンは家猫として楽しい時間を過ごしていて、いつも家の中で充実した毎日を送っているのです。

これからもバロンはたくさん甘えながら、愛情いっぱいの日々を過ごしていくことでしょう(*´ω`*)
出典:comrescuemontreallovemeow

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