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助けを求めて2匹の子猫をバルコニーに連れてきた母猫。そのおかげで子猫達は命をつなぎ、幸せいっぱいの毎日が始まる

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ある日、ラスベガスに住む家族がバルコニーに残されていた2匹の子猫の姿を発見しました。家族は母猫が戻って来ることを期待して、母猫の帰りを待ち続けました。

しかし、それから2日が経っても母猫が戻ってくる気配がなかったため、家族は経験豊富な養育ボランティアのパトリシア・リカさんの元に子猫達を連れて行きました。

「子猫達が命をつなぐためには人間の助けが必要でした。子猫達を保護した家族は、家に帰ってからも母猫が現れるのを待ち続けました」とパトリシアさんが言いました。

取り残されていた子猫達出典:fosterkittensvegas

子猫達は幼すぎて体温を調整することができなかったため、パトリシアさんは子猫達を保育器の中で育て始めました。パトリシアさんは24時間体制で子猫達にミルクを飲ませ、子猫達の体温を保ち続けました。

「子猫達の状態を安定させるために、私達は出来る限りのことをすることを決心していました。保護されたばかりの子猫達は胃に問題を抱えていて、ミルクを与え過ぎないようにする必要がありました。」

「私達は子猫達に少し薄めたミルクを少量ずつ飲ませました。しばらくすると胃の問題が徐々に収まっていき、子猫達は落ち着き始めました。」

その後、地元で保護活動を行なっている人達の力も借りて、何とか母猫の保護に成功しました。しかし残念なことに母猫は重傷を負っていて、子猫達の世話をすることができませんでした。

「通常、母猫から子猫を引き離すことは推奨されませんが、今回はそうしなければなりませんでした。」

「母猫は子猫達を誰かに助けてもらうために、バルコニーまで子猫達を運んで来たようでした。彼女は素晴らしいお母さんで、子猫達への大きな愛情を持っていました。」

そんな母猫のおかげで命をつなぐことができた子猫達は、『ベーグル』と『クロワッサン』と名づけられました。子猫達は常にたくさんの愛情と、抱きしめることのできるヌイグルミに囲まれていました。

またパトリシアさんの夫がミルクの時間に手を貸してくれたため、子猫達は同時にミルクを飲むことができました。そのおかげで子猫達は順番待ちをすることなく、ふたり一緒にお腹を満たすことができたのです。

その後、子猫達が保育器を卒業して広々としたベビーサークルに移ると、自分達の周りを上手に歩き回れるようになりました。

身体が随分と大きくなった子猫達は、食事の時間を迎えるとパトリシアさんの元にやって来て、ご飯を要求するようになりました。

パトリシアさんのおかげですっかり人間好きになった子猫達は、お腹を撫でられることが大好きになり、毎回お腹を撫でられると幸せそうな姿を見せてくれるようになりました。さらにパトリシアさんと一緒にいると自然と喉のゴロゴロスイッチがオンになって、愛らしい喉の音で部屋中を満たしました。

「子猫達はボールを追いかけたり、走り回ったりするのも好きです。子猫達はいつも幸せそうで、毎日を元気いっぱいに過ごしています。」

黒白猫のクロワッサンは食欲が旺盛で、パトリシアさんが掃除を始めると、いつも『猫の手』を貸してくれます。一方のベーグルはとってもハグ好きで、家の中を歩き回りながらみんなのことを抱きしめています。特にクロワッサンを抱きしめることが大好きで、いつもクロワッサンに寄り添いながら眠っているそうです。

子猫達はバルコニーで発見されて以来、これまでに長い道のりを歩んできました。子猫達はパトリシアさん達のおかげで元気いっぱいに過ごせるようになり、イタズラとハグが大好きな子猫へと成長することができたのです。

「私は母猫との約束を守り、託された子猫達をここまで成長させることができたことに喜びを感じています。子猫達はこれから里子に出る準備を整えて、生涯の家族の元へと旅立っていきます。私達は子猫達が家の中で安心しながら暮らしていることに、心から幸せを感じています」とパトリシアさんが話してくれました。

こうしてバルコニーで保護された子猫達は、優しい人達のおかげで新しい人生をスタートさせることができました。子猫達はこれからもたくさんの愛情を感じながら、幸せいっぱいの毎日を送っていくことでしょう。
出典:fosterkittensvegaslovemeow

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