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送るある日、母親のいない5匹の子猫達が地元の保護施設へと運ばれてきました。納屋で生まれた子猫達はしばらく母親と一緒に過ごしていましたが、ある日母親が納屋を出たまま戻って来ませんでした。
「子猫達は人間に慣れていなかったため、威嚇音を発しながら施設に到着しました。その後も私達が近づくたびに『シャー！』と強く威嚇してきました」と保護施設で養育ボランティアをしているケルシー・ミニエさんが言いました。
ケルシーさんは子猫達を自宅に連れて帰ると、子猫達がリラックスできるように静かな部屋を用意しました。そして、子猫達にたくさんのご飯を食べさせました。
生後約4週の子猫達はみんなとっても臆病で、養育部屋の隅っこに固まりながらお互いのことを守り合っていました。
ケルシーさんは子猫達が人間を信頼できるようになるまでには、少し時間が必要なことを知っていました。その後、子猫達はケルシーさんと何度も接することで、ゆっくりと、でも確実に自分達の殻から出てきました。
子猫達はそれぞれ『ギャル・ギャロウェー』『アンガス』『ホリー・ホルスタイン』『デクスター』『ブルー』と名づけられました。
「子猫達が私のことを受け入れるまでには数日かかりました。私が子猫達を別々に抱きしめていると、子猫達は私の手や腕の中が安全な場所だと少しずつ理解していきました」とケルシーさんが言いました。
ケルシーさんが愛情を注ぎ続けていると、5匹のうちの1匹が勇気を出して近づいてきました。そして、その子猫がケルシーさんのことを信頼すると、残りの子猫達も次々と近づいてくるようになり、嬉しそうに撫でられながら膝の上で眠るようになったのです。
「子猫達はもう私のことを威嚇しなくなりました。子猫達は私が部屋に入るたびに嬉しそうに駆け寄ってきます。」
僅か1週間ほどで人間に怯えていた子猫達は、幸せで、勇敢で、愛情深い子猫へと生まれ変わることができました。
「子猫達は私の膝の上を巡ってバトルしたりしています。子猫達は肩の上にも登るようになり、いつも幸せそうに喉を鳴らしています。」
現在の子猫達は自信に満ち溢れていて、ベビーサークルの中を元気いっぱいに走り回っています。また大きな声で鳴くとケルシーさんが反応することを理解した子猫達は、食事の時間が来るたびに大きな声でご飯の催促をしてくるそうです。
子猫達は快適なベッドと柔らかい毛布、美味しい食べ物と心地よい空間、そしてケルシーさんの温かい愛情を感じながら、室内生活を存分に楽しんでいるのです。
子猫達はもう野外の厳しい環境の中で、自分達の身を守りながら過ごす必要はありません。子猫達はこれからも部屋の中を歩き回ったり、高いところに飛び乗ったりしながら、安全な家の中ですくすくと成長していくことでしょう。
今の子猫達は人間のことが大好きで、威嚇音の代わりにたくさんのキスで自分達の気持ちを伝えてきます。子猫達はあと数週間で里子に出られるようになりますが、きっと新しい家でもたくさん甘やかされながら、幸せいっぱいの毎日を送っていくことでしょう(*´ω｀*)
出典：pennyandthefosters／lovemeow
