先月の初め、1匹の子猫がカリフォルニアの保健所に運ばれてきました。子猫の身体はとても小さく、左の後ろ足がねじれていました。
ちょうどその時、ロサンゼルスで活動する保護団体『アレー・キャット・レスキュー』が2匹の保護子猫を迎えるために保健所を訪れていて、足がねじれた子猫についての話を聞きました。「私達は保健所の職員に『もう1匹子猫を引き取ることができないか』と尋ねられました。私達は足にハンデを負った子猫をその場に残していくことができませんでした」と保護団体のスタッフが言いました。
「子猫は可能な限りの大きな声で叫んでいました。私達はその声を聞いて、子猫にまだたくさんの力が残っていると感じることができました。」
スタッフ達は子猫に『パンダ』と名づけ、体重を増やすために24時間体制でミルクを飲ませました。パンダは毎回哺乳瓶をしっかりと掴んで、勢いよくミルクを飲み干しました。
「パンダはミルクでお腹を満たすと、嬉しそうにゴロゴロと喉を鳴らし始めます。」
出典:alleycatrescueinc
パンダは毎日確実に体重を増やし、日に日に力をつけていきました。パンダを預かった養育主さんは、パンダの小さな足を優しくマッサージして、靭帯を温めて、引きつった足を柔らかくしました。また炎症や痛みを和らげるためにレーザー治療も行いました。
それから僅か1週間でパンダの体重はほぼ3倍になりました。「私達はパンダが体重計に乗るたびに嬉しくなって、思わず踊ってしまいました。私達は毎日彼の足に物理療法を施し、諦めずに様々なことにチャレンジし続けています。」
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パンダに立ち上がるための十分な力がつくと、パンダはフラフラしながらも歩き始めました。パンダの後ろ足はまだ治療中でしたが、勇敢なパンダは4本足で歩けるようになることを決して諦めませんでした。
「パンダにとって遊ぶことは、足を強くするためにとても大切なことです。私達は彼の足を強くするために力を注ぎ続けました。」
出典:alleycatrescueinc
その後も養育主さんはパンダの足の改善に熱心に取り組み、パンダは力強く歩み続けました。パンダは部屋に誰かが来るたびに挨拶しにやって来ました。また好奇心の赴くままにオモチャで遊びました。
パンダは力強くなるにつれて、機動性が上がり、とても激しく動き回るようになりました。養育主さんはパンダの足の回復を助け、足の関節を保護するために、一時的にギプスで足を固定しました。
出典:alleycatrescueinc
「私達はパンダの後ろ足を救うために必要なことは何でもします。猫は3本足でも歩くことができますが、私達はパンダを4本足で歩かせたいと思っています。」
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その後、パンダは信じられないほどの進歩を遂げて、左の後ろ足を使って歩き始めました。パンダはつま先を上手に使って移動する方法を発見し、足を引きずらないで歩けるようになったのです。
保護団体のスタッフ達はパンダに友達がいることがとても有益なことを知っていたため、保護子猫の『パンサー』を紹介しました。
「パンダはパンサーとすぐに友達になりました。彼は一日に何度もパンサーに寄り添って、動物病院にも一緒に行くようになりました。」
出典:alleycatrescueinc
数週間の物理療法とたくさんの努力の結果、パンダは大きく変わりました。
「パンダはソファーに登れるようになりました。私達は現在、彼の足首の治療を重点的に行なっていて、毎週大きな改善が見られます。」
「獣医さんはいつもパンダの後ろ足の変化にとても驚いています。彼の足が完全に良くなるまでにはもう少し時間がかかりますが、素晴らしいチームのサポートと、パンサーのような友達が彼を冒険に誘うことで、彼の足はさらに進歩を遂げることでしょう!」
こちらが最初の頃のパンダの様子です。(動画)
そしてこちらが現在の様子です。(動画)
これからもパンダはみんなの力を借りながら確実に回復を続け、さらに足を上手に使って動き回れるようになることでしょう(*´ェ`*)
出典:alleycatrescueinc/lovemeow