ある日、アメリカ・ミズーリ州のノースカンザスシティ警察に勤めるジェイソン・スミスさんが、高速道路で動けなくなっている子猫についての連絡を受けました。すぐに現場に向かったジェイソンさんは、中央分離帯の上に子猫の姿を発見しました。
出典:nkcpd (lovemeow)
「子猫を見つけた父は、仲間の警察官が周りの車を減速させている間に、子猫の元へと近づいて行きました」とジェイソンさんの息子のジョシュアさんが言いました。
子猫の近くまで来たジェイソンさんは、いつも飼い猫にしているのと同じ方法で、子猫を呼びながら近づいていきました。すると子猫はシッポをピンと伸ばして、ジェイソンさんに向かって鳴きながら、自分がもう連れて行ってもらう準備ができていることを伝えてきたのです。
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「父はゆっくりと子猫に近づき、すぐに子猫を保護しました。そしてパトカーの中へと子猫を連れて行きました。子猫は車に乗るとすぐに喉を鳴らし始め、父の首に抱きついて、感謝の気持ちを伝えてきました。」
そして子猫は助けてくれたジェイソンさんに顔をこすりつけました。ジェイソンさんが助手席に子猫を優しく置くと、子猫はすぐにジェイソンさんの膝に飛び乗ってきて、再び寄り添い始めたそうです。
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「父はすぐに子猫とのつながりを感じました。そして父は子猫が自分を選んだことを理解しました。」
救出の様子はこちら。
「子猫はシッポが少し焦げていました。子猫は暖かさを求めて車のエンジンルームに入り、車が高速道路を走っている時に、外に飛び出したのだと思います。」
その後、子猫は保護施設に運ばれて、傷の治療や予防接種などを受けました。そして、子猫に飼い主さんがいないと分かると、ジェイソンさんは子猫を正式に家族に迎えたのです。そして子猫に『ベラ』と名づけました。
ちなみにベラが保護された時にそばにあった手袋は、かなり前から中央分離帯の上に置かれていたそうです。
「地元の人達のコメントを見ると、この手袋は何ヶ月も前からその場所にあったようです。そのためベラを見つけた人は警察に、『手袋が置かれている近くで子猫を発見した』と連絡してきたそうです。その手袋が目印になって、父は素早く子猫を見つけることができました。」
「私はベラは冷たい風を避けて、暖かさを保つために、手袋のそばにいたのだと思っています。父は翌日に保護現場に戻って、救出を助けてくれた手袋を回収しました。」
ベラは現在、2匹の保護犬『ゾーイ』と『チャーリー』、そして保護猫の『ジャスパー』と一緒に暮らしています。
家族は2ヶ月前にジャスパーの兄弟の『モカ』を亡くしたばかりでした。モカを失ったジャスパーは、少し寂しそうに窓辺から外を眺めていることが多かったそうですが、今ではベラと一緒に外の景色を楽しんでいるそうです。
「ベラは私達の元に幸せを運んできてくれました。」
「ベラはとても愛らしい子猫です。彼女はいつも喉をゴロゴロと大きく鳴らしていて、家族全員を愛しています。彼女は先住犬とも仲良しで、いつも幸せそうに寄り添っています。」
こちらはチャーリーと一緒に昼寝をするベラの姿です。
「また、ベラはとても好奇心が旺盛で、同じ場所に長く留まることはありません。彼女はいつも家の中を冒険しながら、ちょうどよい隠れ家を探しています。」
「私達はベラと一緒に暮らせることに、心から喜びを感じています。私達は父が彼女を助けてくれたのと同じくらいに、彼女が家にいてくれることに感謝しています」とジョシュアさんは幸せそうに話してくれました。
こうして高速道路から保護されたベラは、助けてくれたジェイソンさんの膝に飛び込みました。そしてベラは現在、優しい家族にたくさんの愛情を注がれながら、幸せな毎日を送っているのです(*´ω`*)
出典:nkcpd/highwaykitty/lovemeow