ある日、ワシントンに住むハンナ・ショーさんが路上で独りぼっちの子猫を発見しました。子猫はまだ生まれたばかりで、へその緒がついたままの状態だったのです。
ハンナさんは子猫を家に連れて帰ると、冷えた身体を温めました。そして、ミルクと暖かいベッドを用意したのです。
ハンナさんは子猫が寂しくないようにと、フカフカのヌイグルミをプレゼントしました。すると子猫は、いつもヌイグルミの同じ場所で眠りについたのです。どうやら子猫には居心地の良い場所があるようです♪
ハンナさんは子猫に『ティーズビット』と名づけました。
ティーズビットは20日齢になると、歩くことと寄り添うことを学びました。好奇心旺盛なティーズビットは、ハンナさんにヤンチャな姿をたくさん見せてくれるようになったそうです。
そんなある日のこと、ハンナさんはあることに気づきました。ティーズビットを歯ブラシで毛づくろいすると、とても喜んでくれることを発見したのです♪ どうやら歯ブラシの毛先が、母猫の舌の感覚に近いようです。
ティーズビットは人工哺乳で育てられたため、子猫の平均体重を下回っています。でも、とても健康的でエネルギーに溢れているのです。
ハンナさんは9週間の間、ほとんど眠れない夜が続きました。しかし、そのおかげでティーズビットは大きく成長することができたのです。
ティーズビットは1日中ハンナさんのそばから離れません。いつも優しく接してくれるハンナさんのことをお母さんだと思っているようです。一方のハンナさんも、安心しきったティーズビットの姿に、いつも心を温められているそうです♪
ティーズビットはハンナさんの元で大きく成長しました。そして、今からちょうど1週間前、ティーズビットは新しい里親さんのところへと旅立っていったのです。
どうやらティーズビットは、すでに新しい生活に馴染んでいるようです。これからは新しい里親さんにたっぷりと甘えて、すくすくと成長していくことでしょう♪