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「もう助からない」と言われた保護猫。1人の女性との出会いが奇跡を起こす! (11枚)

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6月の下旬に、病気と飢えでボロボロになった野良猫『ジョン・スノー』が路地裏で発見され、保健所に入りました。

それから2日後。

レイチェルという女性が、家に猫を迎えようとインターネットで情報を探していると、保健所のリストにジョンを見つけたのです。ボロボロのジョンの姿を見たレイチェルさんは「この子を助けなくては」と強く思ったそうです。

ジョンは脱水症状と重度の上気道感染症(ウィルスによる感染症)のため、かなり衰弱していました。施設にジョンを引き取りに来たレイチェルさんは、スタッフに「ひどい病気を患っているため、とても治療費がかかと思いますが大丈夫ですか?」と言われたそうです。しかし、レイチェルさんの気持ちは変わることはありませんでした。

レイチェルさんは6月26日にジョンを引き取り、その足で救急動物病院へと連れて行きました。病院に着くとすぐにジョンは診察室に入り、4〜5人の獣医さんや看護師さんによって血液検査が行われました。また、獣医さん達はジョンのボロボロになった毛を刈り、身体の隅々まで診察を行ったのです。

待合室で待機していたレイチェルさんは、獣医さんに呼ばれました。そしてジョンがかなり危険な状態で、もう長くはもたないだろうと告げられたのです。しかし、レイチェルさんは獣医さんの言葉を聞いても、ジョンの命を決して諦めませんでした。

ジョンはその日から、入院して治療を受けることになりました。レイチェルさんは、毎日仕事が終わると、電車に30分乗ってジョンに会いに行ったそうです。

入院して2日目、ジョンの容態は安定していましたが、まだ弱々しく、ご飯にはほとんど手をつけられない状態でした。しかし、3日目になると少しずつですが、ご飯を食べられるようになったのです。レイチェルさんはケージの横で「いっぱい食べて早く元気になるんだよ」と話しかけていたそうです。

4日目になると、ジョンは診察室の中を歩き始めました。そして5日目、再び血液検査をすると、全ての値が正常値に戻っていたのです!

獣医さんは「まさか、あの状態からこんなに早く回復するなんて信じられない…」と驚いていたそうです。

6日目にジョンが退院すると、レイチェルさんは自宅で看病を続けました。抗真菌クリームやステロイド点眼剤、胃のための内服薬や肝臓補助食品を定期的にジョンに与えたのです。

レイチェルさんの献身的な看病のおかげで、ジョンはどんどん元気になっていきました。ジョンの回復がとても早かったため、健康診断のたびに獣医さんに驚かれたそうです。

そして、数週間後には感染症が完治したのです!

レイチェルさんは、日に日に良くなっていったジョンの姿に「毎日が小さな奇跡の連続でした」と言います。

元気を取り戻したジョンは、オモチャや箱で遊ぶようになりました。また、食べることも大好きで、今までの分を取り戻すかのように、ご飯をもりもりと食べているそうです。

すっかり信頼関係が結ばれたレイチェルさんとジョンは、いつもいっしょのベッドで眠るそうです。

刈られた毛も生え揃ってきました。また、体重も引き取ったときには1.5kgでしたが、今では3kgに増えたそうです。

すっかり甘えん坊になったジョンは、いつも大好きなレイチェルさんにすり寄ってきて、幸せそうに喉をゴロゴロと鳴らしているそうです。

こうして「もう長くない」と言われたジョンは、再び元気を取り戻すことができました。命を諦めなかったレイチェルさんと、それに答えてくれた獣医さん。そして、ジョン自身の「生きたい」という気持ちが奇跡を起こしたのです。

レイチェルさんは「ジョンと一緒にいられて、毎日が本当に幸せ!」と言います。どうやらジョンは、自分を救ってくれたレイチェルさんに、たくさんの恩返しをしているようです♪

出典:facebook.com

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