2ヶ月前、保護団体『キトゥン・レスキュー・ライフ』の創設者のアマンダさんが小さな子猫を引き取りました。子猫の模様はとても特徴的で、毛の色は珍しいチョコレートブラウンをしていました。
子猫は駐車場で独りぼっちになっていたところを帰宅途中の女性によって発見されました。女性は母猫の帰りを待ちましたが、結局母猫が現れることはありませんでした。女性は子猫が24時間体制のケアを必要としていることに気づいたため、アマンダさんに助けを求めました。
それから1日も経たないうちに、子猫の世界は大きく変わりました。子猫が発見された時は冷たい地面で横たわっていましたが、今は快適で暖かいベッドで眠ることができているのです。
『ココア・ブロッサム』と名付けられた子猫は、安全な家の中の環境に安心すると、あっという間に眠りに落ちていきました。ココアは生後僅か3週間で、生涯の家で暮らすためにはまだまだ成長する必要があり、猫のスキルを身につける必要もありました。そんなまだ幼いココアは、早く強くなりたい一心で毎回哺乳瓶にしがみつきました。
それから数週間、養育ボランティアのカソンドラさんの献身的なケアのおかげで、ココアは元気を取り戻して随分と大きくなりました。
ココアは健康的な丸いお腹を手に入れて、チョコレートブラウンの毛は太陽の光を浴びて綺麗に輝いていました。ココアの大きな瞳は見る人全ての心をとりこにして、欲しいものは何でも手に入れることができました。
ココアは成長と共に好奇心も開花して、早く冒険に出たくて寝床の中をヨチヨチと歩き回るようになりました。
出典:kittenrescuelife
ココアはエネルギーが増すにつれて、遊びたい気持ちもどんどん膨らんでいきました。ココアは部屋の中で元気いっぱいに遊ぶようになって、お茶目な行動でカソンドラさんと家族にたくさんの笑顔を届けました。
「この時のココアはまだ、他の子猫と触れ合う機会がありませんでした」と別の養育ボランティアのアサさんが言いました。
アサさんの家には数匹の人懐っこい猫達がいたため、猫のマナーを教えるためにココアを自宅に迎え入れました。するとココアはあっという間に他の猫達と仲良くなりました。
ココアはあらゆる場所を遊び場に変えて、部屋の中を駆け回って、キャットタワーに登り、新しい友達と転げ回りました。猫達はココアをただ受け入れただけでなく、まるでずっと一緒にいたかのように温かく接してくれました。
ココアが生後2ヶ月になる頃には、毛の色が濃いチョコレートブラウンに変わり、行く先々で人間の心を鷲掴みにしました。
またココアは他の猫達のシッポが素晴らしいオモチャになることに気づきました。遊び好きのココアの無邪気な奇襲は、しばしば激しい追いかけっこやレスリングへと発展しました。
そんなココアに年上の猫達が力の限界を教えました。一方、若い子猫達はココアのいたずらのパートナーになって、一緒に可愛いハプニングを引き起こしました。
そしてついに里子に出られるようになったココアのことを愛情深い家族が待っていました。家族はずっとココアと一緒に暮らせる日を楽しみにしていたのです。
その後、ココアはお気に入りのカモノハシのぬいぐるみを連れて、生涯の家族の元へと旅立っていきました。
こうして優しい養育ボランティアさん達のおかげで、ココアは新しい人生をスタートさせることができました。かつては駐車場で独りぼっちになっていたココアは、たくさんの愛情に包まれながら最高の日々を送っているのです。
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