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子猫のために保健所に向かった女性。前足に障がいを抱えた子猫は、優しい女性のおかげで幸せいっぱいの変化を遂げる

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ある日、動物保護活動と養育ボランティアをしているニッキさんが、保健所で助けを求めている子猫がいることを知ると、すぐに子猫の元へと向かいました。「私が子猫を引き取ることを申し出た後、職員から子猫の前足に何らかの異常があることを伝えられました」とニッキさんが言いました。

『デイビー』と名付けられた生後3週間の子猫は食欲が旺盛で、長い昼寝をする傾向がありました。ニッキさんはそんなデイビーを連れて帰って、自宅で24時間体制の世話を始めました。

デイビーはすぐに温かい毛布と母親代わりのヌイグルミに安心して、心地良いベッドの中で落ち着きました。

デイビーは前足が曲がっていましたが、いつも元気そうに動き回っていました。また食事の時間が来るとニッキさんにご飯をおねだりして、お腹がいっぱいになると抱っこを要求してきました。

「デイビーは優しい子で、彼の姿を見ると思わず抱きしめたくなってしまいます。」

デイビーは前足に先天異常を抱えた状態で生まれました。「デイビーの前足は曲がっていますが、動きを制限されながらも彼なりの方法で前足を使っています。」

「最初は前足の手術が必要だと考え、動物病院でレントゲンを撮って、それを整形外科の獣医さんの元に送りました。しかし、時間が経つに連れて前足が強くなってきたため、今まで肘で歩いていたデイビーが、徐々に他の猫のように4本足で歩けるようになっていきました。」

デイビーは成長するにつれて自分の前足の使い方を改善させていって、走ったり、ジャンプしたり、高いところに登ったりできるようになりました。またトイレの使い方もマスターして、ニッキさんと一緒に遊ぶようになって、抑えきれないほどのエネルギーでオモチャを追いかけているそうです。

「この数週間でデイビーは成長し、力強くなって、運動能力もかなり向上しました。」

毎日の運動と美味しいご飯、そしてたくさんの愛情のおかげで、デイビーは左前足で身体を支えながら、右前足でオモチャを叩くことができるようになりました。ニッキさんはデイビーが新しいことができるようになるたびに、感心しながら喜んでいるそうです。

「デイビーを止めるものは何もありません。彼は何の問題もなくベッドを登り降りしたり、オモチャで遊んだり、トイレに出入りしたりすることができます。彼は信じられないほどの甘い性格の持ち主です。」

見上げる子猫出典:myfosterkittens

ニッキさんの家で暮らす盲目の猫の『ステラ』は、よくデイビーのいる養育部屋にやって来ます。そんなステラが動くオモチャを完璧にキャッチするたびに、デイビーが尊敬の眼差しを向けてくるそうです。「ステラは優しい猫で、夜遅くまで遊んでいるデイビーの子守りを手伝ってくれています。

デイビーは食欲が旺盛で、食事が終わってから1時間も経たないうちに、再びご飯をおねだりしてくることがよくあります。

「デイビーは哺乳瓶からミルクを飲むのが大好きで、離乳するまでには随分と時間がかかりました。でも今はお皿で離乳食が食べられるようになったため、私は毎晩しっかりと寝られるようになりました。」

「デイビーはオモチャで遊ぶのが大好きです。彼のお気に入りは小さなプラスチック製のバネと釣り竿型のオモチャです」とニッキさんが話してくれました。

デイビーは順調に成長していて、不快感もなく、成長するにつれて力強くなってきています。そのためニッキさんと獣医さん達は、デイビーの手術が必要がないという意見で一致しました。

今のデイビーはクライミングのスキルを磨いていて、特にニッキさんがパソコン作業をしている時にその能力を発揮します。デイビーは同じ年齢の子猫ほど高くは登れませんが、少しでも高い場所に登ろうと決意しているのです。

2日前、養育部屋が開放されて、デイビーは家の中を自由に歩き回ることができるようになりました。するとデイビーは大喜びで駆け回って、家の中の隅々まで探索しました。

デイビーは全ての要求に応えてくれるニッキさんと、盲目のステラの温かい愛情を感じながら何不自由無い生活を送っています。デイビーは毎日満足するまでご飯を食べて、心地良いベッドで寝られることに喜びを感じているのです。

見上げる子猫出典:myfosterkittens

ほんの数週間前までデイビーは保健所にいて、先の見えない日々を送っていました。でもニッキさんの家にやって来たデイビーはいつも大きな幸せを感じていて、目の前には明るい未来が広がっているのです。
出典:myfosterkittenslovemeow

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