ある日、保護施設『タイニー・キトゥンズ』が腎臓病を患った老猫の『メイソン』を、野良猫のコロニーから保護しました。
これまでずっと野外で生きてきたメイソンは、足に大きな腫瘍ができていて、ほとんどの歯が虫歯になっていました。またメイソンの腎臓病は日に日に進行していたため、「再び野外で暮らすことになれば長くは持たないだろう」と獣医さんに診断されました。
その話を聞いた保護施設のスタッフ達は、メイソンの最期を少しでも幸せにしてあげたいと強く思いました。
出典:tinytuxies
その後、スタッフの1人がメイソンを引き取って、家族の一員として迎え入れました。しかし、長い間野外で生きてきたメイソンは、なかなか人間のことを受け入れようとはしませんでした。
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それでも家族は諦めず、毎日メイソンの世話と看護を続けました。すると次第にメイソンの気持ちが動き始めたのです。
少しずつ人間のことを信頼してきたメイソンは、徐々に新しい生活を受け入れ始め、家族と一緒にオモチャで遊ぶようになりました。メイソンはまだ人間を警戒していましたが、明らかに心の中は変わっていきました。
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そして数ヶ月後、メイソンの暮らす家に2匹の保護子猫がやって来ました。
『モーシュー』と『ハッチ』と名付けられた2匹の子猫は、他の3匹の兄弟と一緒に野良猫のコロニーから保護されました。子猫達はとても好奇心が旺盛で、いつも家具の下に隠れているメイソンに強い興味を持ちました。しかし、ちょっと怖そうなメイソンになかなか近づくことができませんでした。
しばらくすると子猫達は勇気を出してメイソンに近づいて行きました。それを見た家族はメイソンが子猫達を傷つけないかと心配しましたが、全く予想外の反応が返ってきました。
メイソンは子猫達の匂いを嗅ぐと、自分のベッドに温かく迎え入れました。そして、子猫達を優しく抱きかかえて、幸せそうに子守りを始めたのです。
メイソンと子猫達は数分もかからないうちに最高の家族になりました。
メイソンと子猫達の出会いの様子はこちら。
その日、いつもムッとしていた老猫のメイソンは、優しいおじいちゃんに生まれ変わりました。メイソンはすっかり子猫達のことを手放せなくなって、いつも子猫達と一緒に行動するようになったのです。
家族が子猫達のことを『メイソンの子猫』と呼ぶくらい、3匹はいつも一緒にいて、本当の家族のように愛情を注ぎ合っているそうです。
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こうして非常に攻撃的だったメイソンは、子猫達との出会いで大きく変わりました。どうやらメイソンは大切な子猫達のいる家の中が大好きになったようです♪
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メイソンの幸せそうな姿を見ていると、自然と心が温まりますね(*´ω`*)
出典:tinytuxies/lovemeow