人生に、もふもふを。

仲良くなった野良猫が病気の子猫を連れて来た。さらに導かれるまま後を追うと、助けが必要な別の子猫を発見!

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ある日、オーストラリアのニューサウスウェールズにある若者達の活動施設(ユースセンター)に、1匹の猫が姿を現しました。猫はとても痩せ細っていて、非常に臆病でした。施設で働くシェルビー・ヘネスさんは猫のことが心配になって、昼食の時に残したツナを少し食べさせてあげました。

「猫は人間のことをとても怖がっていたため、私はご飯の入った容器を遠くに置いて、彼女が食べるのをじっと待っていました」とシェルビーさんが言いました。猫はとてもお腹が空いていたため、数秒後には容器の方へと向かい始めました。

その日からシェルビーさんは猫のためにご飯を用意するようになりました。「私は食べ物を毎日持って来て、ドアの近くで彼女に食べさせました。私は毎朝、彼女が食べる様子をじっと見守っていました。」

それから数週間が経つ頃には、シェルビーさんは何とか猫の隣に座ることができるようになりました。「彼女は人間のことを怖がっていたため、ご飯を食べている時しか撫でさせてくれませんでした。でもそれから数日も経たないうちに、彼女は信じられないくらいにフレンドリーになりました!」

「そして彼女は私にすり寄ってきて、膝の上に座り始めました。さらに私がオフィスのドアを開けるとすぐに中に入ってきて、私の膝や机の上で幸せそうに喉を鳴らすようになりました。」

見上げる猫出典:CatRescue901

猫と信頼関係を結んだシェルビーさんは、猫のお腹が大きくなっていることに気づきました。どうやら猫は少し前から妊娠していたようです。

シェルビーさんは猫を助けてもらうために、地元の保護施設に連絡をしました。しかし、ちょうど施設内がいっぱいになっていたため、猫の保護はしばらく待つことになりました。

「その期間はとても長過ぎました。私はある日、彼女がどこかで出産したことに気づきました。私はすぐに子猫を探しましたが、見つけることができませんでした。」

それから数週間後、しばらく姿を消していた猫が再び姿を現しました。しかし、今回はひとりだけではなかったのです。

幼い子猫出典:CatRescue901

「彼女は小さな子猫を連れてオフィスに現れました。そして彼女は子猫を私に預けて、別の場所へと歩いて行きました。私が彼女の後を追うと、そこにはもう1匹小さな子猫がいました。」

「私が2匹の子猫を抱えてオフィスに戻ると、彼女も後をついてきました。」

シェルビーさんはその日、猫の親子を動物病院へと連れて行きました。そして、獣医さんに診てもらうと、猫の親子が白癬(はくせん。カビによる感染症)を患っていることが分かったのです。シェルビーさんは再び保護施設に連絡しましたが、親子の病気のため、施設では受け入れることができないと言われたそうです。

猫の親子出典:CatRescue901

その話を聞いた獣医さんは、猫の親子を元の場所に戻すことを提案しました。しかし、親子が暮らしていた場所は車通りの多い場所だったため、シェルビーさんは親子を戻すことができませんでした。そこでシェルビーさんが別の保護施設に連絡したところ、そこでは白癬の治療が行えないため、安楽死させることになるだろうと言われたそうです。

「私はそれに耐えることができなかったため、猫の親子を自宅の小屋に連れて行きました。」

その後もシェルビーさんは猫の親子を助けてくれる保護施設を探しました。そして最終的に『キャット・レスキュー901』を見つけて、猫の親子を安心して手渡すことができたのです。

寄り添う猫の親子出典:CatRescue901

保護施設のスタッフ達はすぐに養育ボランティアのジュディさんに連絡をしました。ジュディさんは非常に経験豊富な養育主さんで、親子の病気を治すために何でもする準備ができていました。

スタッフ達は保護主さんから名前をとって母猫に『シェルビー』と名付けました。シェルビーと子猫達は白癬の治療のために何度もお風呂に入る必要がありましたが、ほとんど不満を言うことはありませんでした。また、シェルビーは暖かい家でたくさんのご飯と愛情を注がれて、とても満足しているようでした。

保護された猫出典:CatRescue901

その後、2ヶ月ほどで親子の病気は完全に治りました。ジュディさんのおかげですっかり回復した親子は、いつも一緒に幸せな時間を過ごしているそうです。

一緒に過ごす猫の親子出典:CatRescue901

こうしてシェルビーさん達に助けてもらった『猫のシェルビー』と子猫達は、無事に命をつなぐことができました。猫の親子は生きていることが嬉しくて、毎日幸せそうな姿をたくさん見せてくれているそうです(*´ω`*)
出典:CatRescue901lovemeow

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