人生に、もふもふを。

自分を残していった家族が忘れられなくて、20kmもの道のりを歩いて戻った猫。保護施設で幸せに満ちた出会いを果たす

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ある日、野良猫の『トビー』が家の玄関前に現れました。家に住む家族はトビーのことが気になって、家に迎えることに決めました。しかし、トビーが先住猫達と何度も衝突したため、家族はトビーのために里親さんを見つけて、新しい家へと連れて行きました。

一方のトビーは、どうして自分が別の家で暮らすことになったのかが分かりませんでした。そのためトビーは新しい家から逃げることを決意したのです。

家を抜け出したトビーは約20kmもの距離を歩いて、以前の家に辿り着きました。しかし、トビーの思いとは逆に、家族はトビーが帰って来たことを喜んでくれませんでした。

「悲しいことに家族は安楽死を望んで、トビーを保健所へと連れて行きました」と地元の保護施設『SPCA』のタラ・リンさんが言いました。

保健所はトビーの命を終わらせることを拒否し、代わりにタラさんに連絡をしました。タラさんはすぐにトビーを施設に連れて帰ると、新しい家に行くための準備を整え始めました。

「トビーはFIV(猫免疫不全ウイルス感染症)の検査で陽性反応が出ました。また上気道感染症も患っていました。彼の感染症の治療には、しばらく時間がかかりました。」

トビーにはもう家族がいませんでしたが、スタッフ達の温かい愛情に大きな喜びを感じていました。「トビーはとてもフレンドリーな猫で、彼はただ誰かに愛されたいと思っていました。」

スタッフ達はトビーの話をSNSに書き込んで里親探しを始めました。するとその投稿を見たミシェル・パケットさんが、すぐに施設にやって来たのです。

「ミシェルさんはトビーを迎えることを全く躊躇しませんでした。彼女は仕事場でトビーのことを知って、すぐに駆けつけてくれました。」

そんな優しいミシェルさんのおかげで、トビーの願いはついに叶いました。トビーは新しい家がとても気に入ったようで、新しい家族や2匹の先住猫達と一緒に楽しい時間を過ごし始めました。

「トビーはとても甘えん坊で、可愛らしくて、愛情深い猫です。彼はこの家で昔から暮らしていたかのように、すぐに私達のベッドの上でくつろぎ始めました。彼はいつもリラックスしていて、枕の下で眠るのが大好きです」とミシェルさんが嬉しそうに話してくれました。

こうしてタラさんやミシェルさんによって新しい人生を歩み始めたトビーは、たくさんの愛情を感じながら幸せいっぱいに暮らしています。トビーはこれからも優しい家族に囲まれながら、いつまでも温かい毎日を送っていくことでしょう(*´ェ`*)
出典:a.cat.named.tobylovemeow

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