人生に、もふもふを。

厳しい野外生活を一緒に生き延びた子猫達。友達を必要としていた迷子の子猫を抱きしめて、温かい愛情を注ぎ続ける

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先月、路上に横たわっている母猫と2匹の子猫の姿が発見されました。母猫は子猫達の命を守るために全ての力を使い果たし、残念ながら発見された時には既に息を引き取っていたそうです。

かろうじて命をつないでいた子猫達を保護した発見者は、すぐに救急動物病院に連れて行きました。そして、最終的に子猫達は地元の保護施設へと運ばれました。

保護施設のスタッフ達は子猫達が生き残る可能性を最大限に高めるために、養育ボランティアのいる別の保護施設『アニマルラバーズ・ドリーム・レスキュー』に助けを求めました。そして、子猫達は経験豊富な養育ボランティアのナージャさんの家で育てられることになりました。

「子猫達は生後約2週間で脱水症状に陥っていましたが、幸いなことに哺乳瓶からミルクを飲むことができました」とナージャさんが言いました。

子猫達はたくさんのミルクと適切なケアのおかげで、確実に身体を回復させていきました。そして、随分と元気を取り戻した子猫達は、歩き回ることのできる子猫部屋に移動しました。子猫達は心拍音のするヌイグルミに安心して、柔らかい毛布を幸せそうにこね始めました。

子猫達がミルクを飲んでいない時はお互いに寄り添い合ったり、重なり合ったりしていました。またサバトラの姉猫は茶トラの弟に腕を回したり、覆い被さったりしながら、弟のことを安心させていました。

ナージャさんは1〜2時間おきに子猫達の様子を確認しに行きました。一方の子猫達はナージャさんが哺乳瓶を持って現れるたびに、ミルクを求めて大きな声で鳴き始めました。「姉猫はいつもたくさん言いたいことがあり、弟猫はいつも動き回っています。」

ちょうどその頃、別の養育主さんの家に友達を強く望んでいる灰色の子猫がいました。保護された時は非常に衰弱していて栄養失調だった子猫でしたが、養育主さんの献身的なケアによって元気を取り戻し、愛情を求めるようになりました。

子猫が友達を必要としていることに気づいた養育主さんは、ナージャさんに子猫を引き取ることができるかを尋ねました。するとナージャさんはためらうことなく子猫を家に迎え入れました。

「子猫は私の家にいたふたりと同じ年齢でした。子猫は新しい友達に追いつこうと、一生懸命に前進し始めました。」

ナージャさんの家で子猫を迎えたふたりは、すぐに子猫を抱きしめて一緒に昼寝を始めました。

そんな優しいふたりのおかげで子猫は食欲が急激に増していって、体重が日に日に増加していきました。子猫は一般的に、同じような体格の子猫が一緒にいると、より多くのものを食べて、より活発に行動するようになるそうです。

優しいふたりのおかげで、これまで独りぼっちだった子猫はもう孤独を感じなくなり、より強い好奇心と冒険心を抱くようになりました。

「2回目の食事を迎えた時、子猫は叫んでいるかのように力強く鳴いてきました。私の耳にはそれが音楽のように聞こえました。子猫のエネルギーは確実に増えてきていて、オモチャで遊んだり、ふたりと一緒に格闘したりしています。」

今ではナージャさんが哺乳瓶を持って子猫部屋に入ると、3匹の子猫達が一斉に大合唱を始めるそうです。

鳴く子猫達出典:tiny.paws.fosters

子猫達はもうすぐ離乳食に挑戦するための準備を整えます。きっと子猫達はすぐに離乳食を食べられるようになって、さらに成長の速度を加速させていくことでしょう。

こうして大変な人生の始まりを経験した3匹の子猫達は、安全な家の中で元気を取り戻し、新しい人生を歩み始めることができました。子猫達はこれからもお互いに愛情を注ぎ合いながら、みんなで一緒にすくすくと成長していくことでしょう。
出典:tiny.paws.fosterslovemeow

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