ある日、地元の地域猫達の世話をしているドナさんが、家の敷地内に新しい猫がいることに気づきました。猫のことが気になったドナさんは、猫を安全な場所に連れていこうとしましたが、猫はすぐに遠くの方へと逃げていってしまいました。
しかしそれから1週間後、お腹を空かせた猫が再び庭のポーチに姿を現しました。「私は猫に再び会えたことに喜びを感じました。私はすぐに車に向かって、1週間持ち歩いていたキャリーを持って返ってきました」とドナさんが言いました。
そしてドナさんがポーチにキャリーを置くと、猫はしばらくドナさんのことを注意深く観察していましたが、怖がったりすることはありませんでした。
ドナさんはカリカリを一掴みして、キャリーの中に入れました。すると猫は既に路上での生活に別れを告げる準備ができていたかのように、迷うことなくキャリーの中に入ってきました。その後、ドナさんがキャリーの扉を閉めると、猫は暴れたりすることなく、大人しくカリカリを食べていました。
ドナさんは『ドワイト』と名付けた猫のために安全な環境を用意して、お皿にご飯をいっぱい入れると、ドワイトがリラックスできるように寝心地の良いベッドを準備しました。
ドワイトは快適な家の中に連れて来てもらえたことにとても感謝していました。ドワイトは愛情深い目で家族を見つめて、喉のゴロゴロ音で部屋中を満たしました。「私はドワイトにここが安全な場所だと言い続けました。彼はすぐに私のことを信頼してくれました。」
長い一日を終えた後、ドワイトは快適なベッドの上で横になって、幸せそうに眠りに落ちていきました。「ドワイトは路上での生活で疲れ果てていました。彼は今までの分を取り戻すかのように、その日の夜はずっと眠っていました。」
ドナさんがドワイトを動物病院に連れていくと、ドワイトの年齢が約3歳だと分かりました。ドワイトは非常にのんびりとした性格で、撫でられたり抱きしめられたりすることが大好きで、常に人間の近くにいたいと思っていました。
ドナさんは人間好きのドワイトを際限なく甘やかしてくれる素敵な家族が見つかることを願っていました。
そんな中、ドナさんの友人から「娘家族が猫を家に迎えたいと考えている」という連絡が入りました。ドナさんはその話を聞くとすぐに、誰とでも仲良くなれそうなドワイトのことを頭に思い浮かべました。そして家族がドワイトと対面すると、家族はすぐにドワイトのとりこになったのです。
夫のジョシュさんと妻のブレさんと子供達はドワイトのことを一瞬で好きになり、ドワイトの方も抱っこされたり撫でられたりすることに大きな喜びを感じました。ドワイトは終始リラックスしていて、とても穏やかに過ごしていました。
さらにドワイトはジョシュさんの腕の中で丸くなって、幸せそうに眠り始めました。ドワイトは家族と出会ってすぐに、家族の中に完璧に溶け込んだのです。
「ジョシュさんがドワイトを赤ん坊のように抱っこしている間に、私はブレさんに爪の切り方を教えました。ドワイトは腕の中でのんびりしながら、私達に爪を整えさせてくれました。彼は本当に素晴らしい子で、いつも愛情に満ち溢れています。」
現在、『マイロ』に名前を変えたドワイトは、すぐに新しい家に落ち着いて、自分と同じのんびり屋さんの先住犬のミリーと友達になりました。
またマイロは既に家族に欠かせない存在になっていて、一日中家族のことを癒し続けているそうです。
「マイロは『モーモー』というあだ名も手に入れました。彼はいつものんびりとしていて、まるで牛のように食べたり眠ったりしているため、自然とこのあだ名がつきました」とブレさんが言いました。
マイロは一日中くつろいだり、みんなとソファーを共有したりしながら、ずっと夢見ていた穏やかな生活を全身で楽しんでいるのです。
こうしてキャリーに真っ直ぐに入ってきたマイロは、安全な家の中で新しい人生を歩み始めました。いつも家族のたくさんの愛情に満たされているマイロは、これからも幸せいっぱいの毎日を送っていくことでしょう。
出典:feralcatcolony/lovemeow
This post was published on 2024/05/02