ある日突然、犬用のドアから家に入ってきた野良猫。幼い子猫を1匹ずつ咥えながら戻ってきて、5匹の子猫を育て始める!

ある日突然、ヴィンセントさんの家の犬用のドアから1匹の野良猫が入ってきました。そして、家の中でヴィンセントさんと遭遇すると、すぐに犬用のドアから出ていきました。

猫の反応を見たヴィンセントさんは「もう猫が家に来ることはないだろう」と思いましたが、少し経つと再び野良猫が家の中へと入ってきました。しかも今回は1匹だけではなかったのです!

出典:sleepover_at_os

『タラ』と名付けられた野良猫は、家の中が安全な場所だと思ったようで、子猫を咥えて戻ってきました。

ヴィンセントさんはタラと子猫のために、大きな箱と毛布を使って暖かいベッドを作りました。するとタラは連れてきた子猫を箱の中に入れて、再び外へと出ていったのです。

ヴィンセントさんはもうタラが戻ってこないのではないかと心配しましたが、しばらくするとタラは再び子猫を咥えて戻ってきました。ヴィンセントさんはタラが複数の子猫を連れてきたことに驚きを隠せませんでした。

「タラは子猫を1匹ずつ運んできて、数時間かけて5匹の子猫を連れてきました」と保護団体『フレンズ・フォー・ライフ・レスキューネットワーク』の共同創始者のジャクリーンさんが言いました。

どうやらタラはこの家が子猫達を守るためにピッタリの場所だと感じたようです。そんなタラのおかげで全ての子猫達が安全な場所に来ることができたのです。

ヴィンセントさんは子猫達がくつろいでいる間に、タラにご飯と水を用意しました。

「ヴィンセントさんはFacebookを使って、地元で活動する複数の保護団体にメッセージを送りました。私達のところにもメッセージが届いて、猫の親子を引き取ることに決めました。」

その後すぐに保護団体から連絡を受けた養育ボランティアのケイトリンさんとサムさん夫婦が、猫の親子を自宅に連れて帰りました。そして、子猫達に『マウイ』、『モアナ』、『ネイラーニ』、『オハナ』、『キコ』と名付けました。

5匹の子猫達はそれから数週間で驚くほどの成長を遂げました。タラはとても愛情深いお母さんで、いつも子猫達にたくさんの愛情を注いでいるそうです。

こちらはタラが子猫達をしっかりと毛づくろいしている様子です。

その後、十分に成長した子猫達はそれぞれの里親さんの元へと旅立っていきました。

子育てを終えたタラもすっかり家の中での生活が気に入ったようで、家猫として暮らしていくことに決めたようです。

タラはアゴを撫でられるのが大好きで、ナデナデされるととっても幸せそうな表情を見せてくれます(*´ω`*)

「タラはとっても甘えん坊で、アゴを撫でてもらうためにいつも愛らしい姿でおねだりしてきます」とケイトリンさんが嬉しそうに話してくれました。

こうして犬用のドアから子猫達を運び込んだタラは、全ての子猫達を安全に育てることができました。もしかするとタラは最初からヴィンセントさんが優しい人で、自分を助けてくれることを知っていたのかもしれませんね(*´ω`*)

This post was published on 2024/11/24