人生に、もふもふを。

バス停で暮らしていた独りぼっちの子猫。乗客に「一緒に家に連れて行って」と懇願し、ついに願いが叶うと幸せいっぱいに

0

ある日、勤務が終わったキースリー・エリン・カードさんが、いつものように職場の外のバス停まで歩いていきました。そして、バスを待ち始めてから数分後、近くの茂みの中から助けを求める異常な叫び声が聞こえてきました。

甲高い声はしばらく鳴り続け、キースリーさんはそれが小さな子猫の声だと気づきました。しかし、声はしっかりと聞こえていましたが、子猫の姿は見えませんでした。

「子猫は茂みの中で鳴いていましたが、その声がどこから来ているのかが分からなかったため、私は茂みの方に向かって鳴き返してみました。すると子猫はすぐに出てきて、ゴロゴロと喉を鳴らしながら私の足に擦り寄ってきました」とキースリーさんが言いました。

キースリーさんは子猫が独りでいることに驚きました。そして、キースリーさんは本能的に子猫を連れて帰りたいと思いましたが、もしかすると近くに家族がいるかもしれないと考えました。

「私は母猫か飼い主さんが近くにいるかもしれないと思いました。そのため私は子猫を残してバスに乗りましたが、その日の夜はずっと子猫のことを考えていて、子猫が無事であって欲しいと祈っていました。」

キースリーさんは翌日、子猫にもう一度会えるかもしれないと思ってバス停に行きました。すると子猫はまだ近くにいて、キースリーさんに会いたがっていました。

「子猫は私を追ってバスに乗ろうとしました。その姿を見た私は、『この子は私のことを選んでくれていて、この子から離れることはできない』と思いました。」

キースリーさんは『ジャスパー』と名付けた子猫を抱き上げてバスに乗り込みました。その後、ジャスパーが家に着くと新しい環境に溶け込んでいって、家の中の様々なものに興味を持つようになりました。「ジャスパーが家の中で落ち着くと、さっそく興味津々であらゆる場所を調査し始めました。」

キースリーさんは近所の人達の助けを借りて、食べ物やトイレなど、ジャスパーに必要なものを全て揃えました。キースリーさんは猫の世話をするのは初めてでしたが、子猫を育てるために必要なことを確実に進めていきました。

そんなキースリーさんのおかげでジャスパーは家の中が安全な場所だということに気づいて、キースリーさんとさらに絆を深めていきました。

「最初の頃のジャスパーは少し戸惑うこともありましたが、今は毎日を元気いっぱいに過ごしていて、物陰で私のことを待ち伏せしていることがよくあります。彼は恐れ知らずで好奇心旺盛な子猫です。」

そして、それから数ヶ月が経つと、幼かったジャスパーは健康でフワフワの若い猫へと成長しました。ジャスパーはいつも楽しい生活に感謝していて、自信たっぷりに家の中を歩き回っているそうです。「ジャスパーは間違いなく自分がこの家を所有していると思っています。」

キースリーさんにとってジャスパーとの出会いは新しい人生の始まりで、ジャスパーと一緒に過ごす時間の全てを愛しているそうです。

「ジャスパーは間違いなく私の猫に対する見方を変えました。私は犬と一緒に育ってきて、自分は猫のことがあまり好きではないと思っていました。でもジャスパーとの出会いで、自分が驚くほど猫好きなことに気づかされました」とキースリーさんが嬉しそうに話してくれました。
出典:Catspotting Societythedodo

この猫の記事を友達にシェアしよう