人生に、もふもふを。

人間の膝に母親の温もりを感じた保護子猫。育ててくれた女性のことをジッと見つめて、今がとっても幸せなことを伝える

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ある日、生まれたばかりの5匹の子猫が路上で発見されて、地元の保護施設に運ばれてきました。子猫達の話を聞いた養育ボランティアのペニー・リチャーズさんは、すぐに子猫達を受け入れることを申し出ました。

生後2日ほどだった子猫達は、まだヘソの緒がついたままの状態でした。子猫達の身体はとても小さく、暖かくて安全な場所を必要としていました。ペニーさんは柔らかい毛布を敷いたベッドを用意すると、抱きしめることのできるヌイグルミを置いて、2〜3時間おきにミルクを飲ませ続けました。

幼い子猫達出典:fosterkittenacademy

『ディリー』と名付けられたキジトラの子猫は、最初から5匹の子猫達の中で一番目立っていました。ディリーは他の4匹よりも小さな身体をしていましたが、食べることへの思いが一番強い子猫でした。

「ご飯の時間が近づいてくると、いつもディリーが一番大きな声で鳴き始めます。そのため私は最初に彼女にミルクを飲ませて、他の子猫達の食事の後にもう一度ミルクを飲ませています。」

身体が一番小さかったディリーは、一番最後に目が開きました。そんなディリーが新しい世界を目にすると、すぐに人間に魅了されました。「ディリーは本当に人間のことが大好きで、視覚が発達すると、そのつぶらな瞳で私達のことをジッと見つめてくるようになりました。」

ディリーはこの時すでに魅力的な個性が溢れ出していました。「ディリーはいつも積極的で、何か伝えたいことがある時は躊躇することなく話しかけてきます。また彼女は不思議な場所で寝るのが好きで、よく子羊のヌイグルミを抱きしめています。」

3週齢を迎えると、ディリーと兄弟達はヨロヨロしながらも歩き回るようになりました。子猫達はいつも団子状になって、元気いっぱいにプロレスごっこをしているそうです。

その後もディリーは確実に成長を続け、好奇心がさらに増していきました。子猫達が初めてフワフワのボールを発見した時も、ディリーが一番最初に近づいていって、愛らしい猫パンチを繰り出しました。

そしてディリーが遊び疲れると、いつもペニーさんのところに向かっていって、膝の上で幸せそうに眠りに落ちていくそうです。

「ディリーはずっと抱きしめていたくなるほどの愛らしい子猫です。彼女はいつも喉を鳴らしながら、私の膝に登ったり、寄り添ったりしています。」

ディリーは毎日、ペニーさんのことを独り占めし続けました。ディリーはまるでペニーさんの全ての行動を研究するかのように、大きな瞳でジッとペニーさんのことを見つめてくるそうです。

そして保護から9週間が経ちました。ディリーはまだ5匹の中で一番小さな身体をしていますが、他の兄弟とほとんど変わらない大きさになりました。ディリーは相変わらず好奇心が旺盛で、家の至るところで可愛いハプニングを引き起こしているそうです。

「ディリーの周りにはいつも笑顔が溢れています。彼女は最初から大きな個性を持っていて、小さな身体を完全に補っています。彼女は本当に甘えん坊で、人間の膝の上が大好きです。」

「ディリーはいつも幸せそうに過ごしていて、喉のゴロゴロ音が止まりません。また私が彼女の名前を呼ぶと、すぐに駆け寄ってきます。」

その後、子猫達が十分に成長すると、全ての子猫に新しい家族が決まり、生涯の家へと旅立っていきました。ディリーも無事に素敵な家族に出会うことができました。

新しい家で暮らし始めたディリーは、さっそく『ロナン』という名前の猫のお姉さんと仲良くなりました。イタズラ好きのディリーはロナンのシッポで元気に遊んで、どこまでもロナンの後を追いかけて、ロナンの行動をしっかりと観察しながら、全てのことをマネしようとしているそうです。

「ディリーはとても大きくなりました。彼女は生後5ヶ月で体重が2.4kgあります。彼女はいつも楽しそうに走り回ったり、お姉さんにちょっかいを出したり、加湿器を観察したりしています。彼女は高いところが好きで、私に寄り添うのが大好きです。彼女の行動はいつも面白くて、私は絶えず笑っています」とディリーを家族に迎えたシラさんが話してくれました。

こうして路上から保護されたディリーは、みんなのおかげで大きく成長することができました。ディリーはこれからもたくさんの愛情を受け取りながら、幸せいっぱいの毎日を送っていくことでしょう(*´ω`*)
出典:fosterkittenacademylovemeow

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